¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
2019年末頃からコロナ関連のニュースがちらほら出始めてきましたので、実質今月でコロナパンデミック3年目に突入ですね。
丸2年も実質自粛生活を送っていますので、もはやこれが日常になってしまっています。
そろそろ下火になりそうだった矢先の先月11月に南アフリカで変異株オミクロンが出てきて、欧米を中心に再拡大しております。
日本もオミクロン株の市中感染が確認され、大騒ぎになっています。
というよりは一部マスコミが勢いづいて、大騒ぎしているという方が正しいですね。
本当にコロナ騒ぎには飽き飽きし、うんざりであります。
コロナのニュースを聞かなくて済む時代がやってくるのはいつになるのでしょうか。
そこで参考になるのが、コロナ禍で脚光を浴びることになった100年前のスペイン風邪であります。
一説には第一次世界大戦の死者より多く、大戦の終結を早めたともいわれていますが、人類史上未曾有の世界大戦の陰になったおかげで、歴史上今そこまで大きな扱いでは無かったですね。
およそ3年間、世界で猛威を振るい終息したといわれています、今のコロナ禍も3年目に突入しましたので、2022年末か2023年には終息するのでしょうか。
スペイン風邪
第一次世界大戦末期の1918年から1921年にかけて大流行したインフルエンザがスペイン風邪であります。
第一波から第三波まであり、当時の世界人口の4分の一にあたる5億人が罹患したとされ、死者は1,700万人から5,000万人または1億人以上ともいわれています。
日本でも2300万人が罹患し、38万人の死者が出ております。
名前の由来はスペインが起源というわけではなく、主要国が大戦中ということもあり、当時中立であったスペインから最初に感染のニュースが出たことによります。
人類史上最も犠牲者の多かったパンデミックですが、未だに起源が特定できていないウイルスでもあります。
当時の対策
スペイン風邪の対策は当時医療が現在ほど発達していなかったにもかかわらず、現在のコロナ禍における対策の原点ともいえる感染症対策を行っています。
飛沫による感染が主であることをよく理解しており、マスクの着用、うがいが推奨され、今でいうところの3密も回避していました。
一般人がマスクをするようになったのもこのころだそうで、日本人のマスク好きは大正時代が始まりということですね。
日本ではコレラが流行ると祭りや集会が禁止されたように、昔から感染症対策はされておりました。
因みに明治12年に出されたコレラの感染症対策の通達であります。
虎列刺発生の府県から来た船舶は予防のため24時間上陸を差し止める。
虎列刺流行地から来た旅客は5日間差し止め健康観察の後、通行を許可する。
虎列刺が次第に蔓延の勢いにつき、神社祭礼など人民群集する事業は一切差し止める。
※虎列刺=コレラのこと
現在の緊急事態宣言や水際対策と全く一緒ですね。
結局は患者の隔離、手洗い、うがい、マスク、集会や移動の抑制しか未知のウイルスに対する人類の手立てはありません。
いつの世も感染症に対する対策は医学が格段に進歩した現在においても、さほど大きく変わったわけではなさそうです。
終息要因
ウイルス学が発達しておらず、抗生物質の無い20世紀初頭においてスペイン風邪はどう終息したのでしょうか。
ワクチン開発に成功したわけでも、特効薬が開発されたわけではありません。
多くの人が罹患したことによる、インフルエンザにおける中和抗体を多くの人が得たことにより終息に向かいました。
いわゆる集団免疫の獲得が主な理由とされています。
もう一つの理由がウイルスの毒性が低下する、弱毒化が起こったためであります。
ウイルスは生存の為、宿主を殺さないよう毒性を弱める習性がある様です。
スペイン風邪のウイルスもパンデミックの数年後には毒性が大きく低下したそうです。
おわりに
現在世界の累計感染者数は2億3800万人であります。
2億人以上というと結構な数字ですが、世界人口77億人からしてみると2.6%過ぎません。
集団免疫という観点からするとまだまだなのでしょうか。
その辺は専門家でないので分かりませんが、ワクチンが作用しているのでこの程度で済んでいるのかもしれません。
感染者数の偏在も気になるところです。
なんせ欧米の感染者数が突出して多いので、何やら陰謀論的な話もありそうですね。
話が逸れましたが、オミクロン株の感染は広まってはいますが、南アフリカではピークを越し、英国では弱毒化が指摘されております。
ようやくコロナの猛威も衰えてきているのでしょうか。
いずれにしても、このコロナ禍も来年には終息に向かって欲しいですね。
ではこの辺で、アディオス!