¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
自民党が「貯蓄から投資へ」を促進するために政府に対して「一億総株主」の目標を掲げた提言をしました。
そのためなのか、5月30日の日経平均株価は587円プラスで終わっております。
具体的な案は漏れ聞こえてはこないものの、NISAの拡充などが盛り込まれているようで、積立NISAの40万枠の拡大などを想定しているようです。
個人的には一般NISAの期間をもっと伸ばしたり、現行のロールオーバー制度の変更を期待したいですね。
詳細はまた、改めて記事にしようと思いますが、一般NISAについては、このまま継続するか悩んでおり、ネックが期間の短さと、ロールオーバーなのであります。
一般NISAや積立NISA、iDecoをする上で、使いやすくなるのであれば賛成であります。
岸田首相の提言する「新しい資本主義」は未だに意味不明なものの、選挙対策かもしれませんが、政府による投資環境の整備は歓迎であります。
選挙が終わった後に、金融課税を引き上げを目論んでいるともいわれていますので、その辺は警戒が必要ですね。
今回の選挙は自民が勝つことがほぼほぼ確定しておりますので、高い支持率を背景に今まで「何もしない」とされていた岸田首相が大きく動きだす可能性もありますね。
では具体的にどのように国民に対して、投資へと即すのでしょうか。
日本と米国の家計金融資産
日本人が貯蓄好きなのは有名な話であります。
個人の金融資産総額は約2兆円ともいわれておりますが、預貯金が50%以上も占められています。
株や投資は15%にも満たない割合であります。
銀行の利息がほとんどつかない現在において、1兆円ものお金が銀行や箪笥にねむっているというのも勿体無い話であります。
一方米国では、約50%が株式や投信が占めており、預貯金の割合は15%にも満たしません。
預貯金の割合が低すぎる気もしますが、その辺が国民気質なのでしょう。
ただ、米株高を背景に米国の個人資産総額は大きく増加しており、預貯金比率の多い日本と比較にならないほどの差がついております。
一億総株主化
政府はあの手この手で、国民の投資環境を整え、NISA,iDecoを整備してきましたが、まだまだ認知度が高いとは言えません。
未だにリスク資産に対する、避退意識もあり、そう簡単にマインドチェンジするのは難しいでしょう。
また、貧困層の増大により、貯金もままならない層が投資にお金を回せるとは考えにくいですね。
投資にお金を回せる層と、投資が出来ない層との格差が広がる可能性もあります。
個人的には政府が投資環境を整備するのは大歓迎ですが、NISAやiDeco以外にもひと工夫必要な気がします。
例えば大型株を買いやすくするために、米国のように1株単位で取引出来るようにする必要があります。
もし1株から買えるのであれば、私も欲しい日本株は結構ありますね。
また今後需要が伸びそうなのは、投資をしてみたいけども、自分で投資対象を考えられない人向けにロボアドバイザー業界は伸びそうですね。
だらだらと下がり続けているウェルスナビ【7342】の株価回復もあるかもしれません。
「投資はよくわからない」という人も多いので、投資の管理をAIに任せる人が増えそうですね。
おわりに
岸田政権が長期政権化の道筋が見えてきましたので、投資への強化は「検討」だけでは終わらず、具体策を実行に移していくでしょう。
我々個人投資家としては、「無知は罪なり」ですので、政府の情報にアンテナを立てて、投資の最適解を見つけることであります。
一億総株主化は良いことですが、せっかくの日本人の莫大な金融資産を外国株に投資されても日本企業は何の恩恵もないので、投資にかんする特典を日本株に限定するなどのルール作りが必要ですね。
米国株メインに投資している私が言うのもなんですが、大切な日本のお金を海外へ流出させないためにも、政府の仕組み作りを期待したいところであります。
ではこの辺で、アディオス!