Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
昨日のモーサテの朝活タイムのなるほど・ザ・新興国でカザフスタンが紹介されていました。
日本人にはあまり馴染みのない国ですね。
私は歴史オタクにして地理マニアでもありますので、昔から興味のある国でした。
どうも私はこういった、どういう国か想像がつかない国に妙にそそられます。
今回はいつか行ってみたい国の一つ、有数の資源大国カザフスタンを調べてみました。
カザフスタンてどんな国?
正式名称カザフスタン共和国、首都はヌルスルタンです。
中央アジアに位置する国で、30年前に旧ソ連から独立した新しい国であります。
ソ連時代はカザフ共和国といわれていました。
子供の頃は地図帳を見て、ソ連の中になんで国があるんだ?と疑問でしたね。
ソ連崩壊後の独立時、基幹民族のカザフ人は全体の39%しかおらず、過半数をロシア人が占めていました。
こんなで国大丈夫かよと思ってましたが、ロシア人の国外脱出とカザフ人の高い出生率、在外カザフ人の帰還などで順調に民族構成は逆転し今では国全体の68%をカザフ人が占めます。
それでもロシアの影響は大きく、国民の大半はロシア語を話し、カザフ語が分からないカザフ人もいるようです。
民族的にはテュルク系といわれ、風貌はモロにアジア顔です。
日本人にそっくりなので親近感が湧きますね。
宗教はイスラム教ながら、どこぞの国のように戒律は厳しくなく、ちょうどいい感じですね。
本来宗教はそこまで人を縛るものであってもいけないと思いますので、宗教との距離の取り方の一つの正解であります。
時代の変化に宗教も合わせないといけませんね。
ステップで占められている自然も綺麗で雄大であります。
日本との関係
古くはシベリア抑留の日本人捕虜が鉄道建設の強制労働に従事させられたようです。
礼儀正しく真面目で勤勉な日本人捕虜たちのおかげでカザフ人は親日といわれています。
カザフの首都ヌルスルタンは日本の建築家黒川紀章の都市計画に基づき今も開発が続けられています。
因みに首都の名は元々アクモラでしたが、旧首都アルマティから遷都の際にアスタナに改名されました。
その後、独立時より大統領を務めたヌルスルタン・ナザルバエフの名前をとり「ヌルスルタン」とされました。
日本で例えると、安倍元首相の功績を称え、東京都を「晋三都」に改称するようなものでしょうか。
晋三駅、晋三タワー、晋三ディズニーランド、意外と違和感が無かったりして。いや、やっぱヘンか(笑)
有名人ではバレーボールのサビーナ・アルシンベコバ選手がいます。
一時爆発的な人気でしたね。
かわいいですよね~。私も好きでした(笑)
天然資源の宝庫
石油、石炭、天然ガス、ウラン、銅、鉛、亜鉛など日本からすると羨ましいくらいの資源大国であります。
その他にクロム、ボーキサイト、マンガン、モリブデン、鉄、金、アンチモン、プラチナ、ビスマス、銀、硫黄、リン鉱石など、書き連ねるの面倒になるほど豊富であります。
他にも未開発の鉱物資源があるそうですが、もうこの辺でお腹いっぱいであります。
GDPの3割を石油・ガス、1割を金属工業が占めており資源がカザフ経済の重要な地位を占めております。
カザフ投資
カザフにはカザフスタン証券取引所がありますが、日本から投資するには難しそうです。
MSCI KazakhstanというETFがありますが、情報が少なくどこで買えるかも不明です。。。
ロンドン証券取引所に4社上場しているようです。
ハリック・バンク(銀行)
カザトムプロム(国有原子力公社)
クセル(携帯電話)
カスピ.kz(フィンテック)
このうち日本からだと、サクソバンク証券でハリック・バンク(HSBK)が買えます。
カザフの銀行株に投資するのは面白そうですが、なかなか勇気がいりますね。
まとめ
巨額のオイルマネーのおかげで潤沢な資金があり、経済は安定的であります。
しかし、典型的な資源依存型経済であるため、資源価格にカザフ経済は影響されやすく産業構造の転換をせまられてます。
外国企業などの投資頼みになりますが、人口が希薄な点も産業育成に不利な要素です。
労働集約型の製造業など向いてないですね。
ロシアの存在感が強い国ですが、経済的に影響力を行使するほどの力は無いため、隣国中国の影響力がジワジワと高まってくると予想されています。
日本企業にも頑張って欲しいですが、まだまだ中国の時代が続きそうです。
なぜか気になる国カザフスタンでしたが、行きたい国リストに入っているので、いずれは訪れることになります。
その時に町中が中国企業の看板や製品だらけだったら、嫌ですね(笑)
今後カザフ人たちがどういう未来を選択するのか、注視しましょう。
ではこの辺で、Сау болыңыз!