発言に左右されるFRB相場

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

昨晩のダウはパウエル議長のタカ派発言を受けて、574ドル下落しました。

3月7日の議会証言でパウエル議長は今月のFOMCでの利上げ5ポイントを示唆しております。

0.25ポイントの利上げを織り込んでいた市場に冷や水を浴びせた形になります。

これまで米金利のターミナルレートは5.6%を想定されていましたが、インフレ高止まりを受け6%になることが現実味を帯びてきております。

またまた相場に暗雲が立ち込めてきたようであります。

株価上昇の追い風となった2月のパウエル発言である「ディスインフレが始まった」は遠い過去になってしまったようです。

市場では「パウエルリスク」という言葉も出始めています。

ここ最近の相場はどうもFRBの高官たちの発言に左右されることが多かったように思います。

リスクオンになったかと思うと、発言内容により急にリスクオフになる目まぐるしい展開ですね。

かといって大幅に下落するわけでもないので、総じてボックス相場ではありますが。

ただ、発言により急に相場の空気が変わるのが、少々ついていけないですね。

何を発言するかなど、まったく予測がつきませんので。

3月10日は米雇用統計がありますので、パウエル議長の引き締め発言を得て、俄然注目度が上がっております。

雇用が強ければ、市場は利上げペースの早まることを予測し下落となるでしょう。

そうだとすると、米国株は地合いの悪いフェーズに入りそうですね。

それに比べて我が国の日経平均は今週ついに28000万円を超えました。

昨晩もダウが急落したのにもかかわらず、今日も元気に続伸であります。

日経はダウの影響を受けることが少なくなりましたね。

今週末3月10日は日銀会合、SQ、米雇用統計と久しぶりにヤマ場となりそうです。

私としてはどちらに転んでも良いので、上か下に方向感が出ると良いのですが。

 

ではこの辺で、アディオス!