何気に世界は核戦争の危機?

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

プーチン大統領が「住民投票」と呼ばれる結果により、ウクライナ東南部4州のロシア併合に踏み切りました。

なんとも子供騙しのようなやり方ですが、世界は非難しようと、ロシア国内がこれによりプーチン支持となれば良いので意に介していないですね。

しかし、クリミア併合の時と違い、今回はあまりロシア国内も盛り上がっていないようです。

さすがに動員令が効いており、国内が暗いムードになっているのでしょう。

さて、4州を併合したことにより、ウクライナ軍がここを攻撃すれば、ロシア本国を攻撃したというロジックが成り立ち、「あらゆる手段」を使って反撃すると言っております。

ウクライナからしてみれば、非常に理不尽なやり方ですが、当のロシアは大まじめであります。

「あらゆる手段」の中には当然、核兵器も含まれており、プーチンはあからさまに核をちらつかせた恫喝を行っております。

ロシア軍はウクライナにおいて、軍事的劣勢に立たされており、そもそも併合したとされる4州の全域を支配下においていないどころか、ウクライナ軍の反攻を受けて撤退に次ぐ撤退を重ねております。

10月1日の現時点でも東部の要衝であるリマン市を包囲されており、ウクライナ軍の奪還も時間の問題とされています。

このような情勢の中、戦局挽回のため、プーチンは核を使用するのではないかという憶測が飛び交い始めています。

個人的には核を使うことは無いだろうと思っています。

核は使ってしまったが最後、切れるカードを使い果たすことになります。

ましてやNATOの軍事介入を招いたり、欧米による報復核攻撃を受ける可能性もあり、悪手でしかないでしょう。

ただ、プーチンを始めとするロシア指導部が何を考えているのか、なんて分かりませんし、ましてや、世界はウクライナ侵攻が始まるまで、「まさか軍事侵攻などしないだろう」と思っていたのです。

その「まさか」をプーチンがしない保障などどこにもありません。

実は知らず知らずのうちに、世界はキューバ危機以来の核戦争の危機に居るのであります。

核は抑止の為に存在するため、今までは使えない兵器と言われてきました。

このまま、第二次世界大戦以来の核の実戦使用となってしまうのでしょうか。

一番可能性が大きいのは、人口希薄地帯に戦術小型核を打ち込んで、警告とするという方法であります。

それにしたって、世界から大きな非難を受け、ロシアは益々窮地に陥ることになるでしょう。

NATOによる報復核攻撃が行われ、エスカレーションラダーがどんどん上がっていくことになりかねません。

米露全面核戦争となれば、地球規模の破壊となってしまいます。

プーチン大統領は最後の切り札とされる、3つのカードのうち、総動員と併合という2つのカードを切ってきました。

残る最後のカードが核使用となります。

どう転んでもロシアの敗戦が間違いなしとなった今、プーチンが核使用に踏み切るのか世界が注視しております。

 

ではこの辺で、アディオス!