降伏論を一蹴【ブチャ虐殺】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

なんともおぞましい事件が起こってしまいました。

ウクライナ首都キーウ近郊の街ブチャにおいて、民間人約300人以上が殺されているのが当地を奪回したウクライナ軍によって発見されています。

組織的な犯罪か個々の兵士によるものかは分かりませんが、あってはならないことが起こっております。

恐らくはブチャだけの特殊な例ではなく、ロシア軍占領下の街で少なからず、同じようなことが起きているのではと推測されます。

略奪も日常的に行われて、もはや正規軍というよりは山賊に近いものがあります。

一日も早いウクライナ軍による解放が待たれます。

もちろん戦争犯罪であり、犯罪に関わったロシア兵や指揮官、さらには最高責任者であるプーチンも戦争犯罪者として断罪されなければなりません。

しかしながら、戦争終結後ロシアが速やかに戦争犯罪人を差し出すかというと、絶対にそのようなことはしないでしょう。

現にソビエト連邦は第二次世界大戦において日本に対して凶悪な戦争犯罪を犯しておきながら戦勝国というだけで、誰一人罰せられていません。

仮にキーウがロシア軍に占領されていた場合、政府関係者、ウクライナ軍将兵、反ロシア的人物などは投獄もしくは処刑されていたでしょう。

プーチンが兄弟と呼び、ロシア語を話す人もいる民族的にほとんどロシア人と変わらない人たちに対しても、ここまで非道なことが出来るのです。

もし日本がロシア軍に占領された場合、黄色人種と見下す黄色い猿の日本人に対してロシア人達は容赦はしないと考える方が自然です。

70年前の満州での惨劇が再び繰り返されることになるでしょう。

日本のテレビのコメンテーター達の早期降伏論がいかに空想の中の机上の空論であるか、ブチャの虐殺によって見せつけられております。

コメンテーターの言うようにウクライナが無抵抗で早期にロシアの軍門に下っていたとすると、確かに戦闘が短時間で終わるので、死傷者は少なくて済みますが、その後のロシア軍占領下の方が遥かに犠牲者が増えるでしょう。

降伏論を唱えるコメンテーター達には戦争の現実を直視して頂きたいものです。

そもそもテレビで専門外の戦争について意見をいわない方が良いでしょう。

英BBCや米CNNのような番組が日本に無いことが致命的ですが、日本の報道の在り方も見直すいい機会ではないでしょうか。

 

ではこの辺で、アディオス!