¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
投資をしている人なら誰もが一度はバンガードという名を聞いたことがあると思います。
決してトヨタ ヴァンガードでも、イギリス最後の戦艦ヴァンガードでもありません(少々マニアックか)
楽天証券やSBI証券などで投資をしていると頻繁に出てきますね。
アメリカの投信運用会社で世界最大規模といわれています。
昨年バンガード日本撤退のニュースが流れ、いささか残念な気持ちになりましたが、投資については影響がないとの事でひと安心でした。
個人投資家の間でも人気のETFを運用しており、運用総資産額がブラックロックに次いで第2位の巨大ファンドであります。
今回はそんなバンガードについてざっくり簡単にご紹介です。
バンガードとは
正式名ザ・バンガード・グループ・インク。世界最大規模の投資運用会社です。
1975年にジョン・ボーグルにより設立されました。
バンガードの名前の由来は英国のネルソン提督が「ナイルの海戦」時に旗艦を務めた戦列艦にちなんでいます。
創業間もなく、ファンドの研究を重ねた結果、市場平均を上回るアクティブファンドは存在しないという結論に至ります。
そこで市場平均に連動するファンドということで、世界最初のインデックス投資である「ファースト・インデックス・インベストメント・トラスト」立ち上げます。
今や投資の王道となったインデックス投資を個人投資家に最初に提供したのがこのバンガードであります。
S&P500指数に連動させる平均的なリターンでは、当初、大きなリターンを求めるアメリカの投資家に受け入れられず、批判の的でした。
しかし、粘り強く販売し続けるバンガードに対し、やがてそのコンセプトが受け入れるに従い、時間を得るごとに資産運用額を増やし今や世界第2位を誇るに至ります。
バンガードの投資哲学
長期 分散 低コスト
現在当たり前のように使われていますが、創立者のジョン・ボーグルが提唱したものであります。
ジョン「ジャック」ボーグル
投資の神様ウォーレン・バフェットをして、「ジャック・ボーグルは、アメリカの投資家に誰よりも貢献してきた。」と言わしめたボーグルですが、「インデックス・ファンドの父」とも言われています。
著書に有名な「インデックス投資は勝者のゲーム」があります。
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分厚くて少々難しいですが、インデックス投資の何たるかを知るには要一読です。
また、ボーグルは投資に関する至言をいくつか残しています。
分散投資について
干し草の山の中から1本の針を見つけ出そうとするな。
干し草の山自体を買え。
投資手法について
長期に渡って株式市場を幅広く保有することは勝者のゲームだ。
一方、株式市場を上回ろうとすることは敗者のゲーム。
これは常識である。
長期投資について
時間は友だ。衝動は敵だ。
私は長期投資家ですので、肝に銘じる言葉であります。
ボーグルが設定したインデックス・ファンドですが、「車輪、アルファベット、グーテンベルク印刷」の発明に匹敵するという人もいます。
それだけ偉大なファンドということです。
我々が今こうして、手間とコストを掛けずに簡単に資産運用出来るのはボーグルのお蔭ということですね。
主なバンガードETF
私も保有している主なバンガードETFを5つご紹介。
VT
先進国から新興国の47カ国 約8000銘柄が投資対象になっている全世界へ分散投資できるETFです。
まさにこれだけで干し草の山を買えます。
VTI
VTが全世界なら、VTIは全米分散投資であります。
米国企業約3,600銘柄に投資しています。
VOO
投資の神様ウォーレン・バフェットは自分の死後に備えて、妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ」と言っています。
また、「株主への手紙」の中でもプロでない投資家は90%の資金をS&P500のインデックス投資に回しなさいと助言しています。
なかでも低コストのVOOを推奨しており、自身の投資会社バークシャー・ハサウェイでも取得しています。
現在株価は398ドルほどで、近々400ドル行きそうですね。
なかなか手の出しずらい株価ですので、押し目を待ちたいところです。
VYM
FIREさん御用達の米国高配当ETF3兄弟の一角であります。
直近の配当利回りは2.85%で他の2兄弟より少々劣りますが、人気のETFであります。
私も大事に保有しています。
VWO
中国やインドを中心とした新興国を含む24カ国が投資対象国となっております。
2010年代はパッとしなかった新興国ですが、2020年代は資金が米国から再び新興国へ流れるのではといわれています。
私はメインで購入するほどではないですが、ポートフォリオのほんの数%ほど保有しています。
その他にも円建てで買える楽天バンガードやSBI VシリーズなどiDecoやNISAで購入するのに適した商品もあります。
おわりに
インデックス投資は正直エキサイティングな投資法ではありませんが、地道にコツコツ投資するには最適解であります。
老後やFIREを目指すための資産形成において強い味方となります。
私自身バンガードとは末永い付き合いになりそうです。
ではこの辺で、アディオス!