サンクコスト効果を意識しよう【損切の技術】

サンクコストとは

ここまで続けてきたのだから、もう少し・・・

 

せっかくお金を払ったのだから、もったいない・・・

ビジネスや日常生活で選択する際に結構身近によくありますね。

サンクコスト効果とは別名埋没費用、コンコルド効果とも呼ばれます。

因みにコンコルド効果とは

コンコルドとは欧州で莫大な資金を投入して開発された旅客機で、開発費を無駄にしたくないとの思いから、開発は続けられ最終的に大赤字を計上したことにちなんでコンコルド効果と言われる。

事業や行為に投資、支払いしたコストのうち、中止、縮小をしても戻ってこないコストをサンクコストと言います

簡単に解説すると、よくある映画の例え

1800円出して見ている映画が詰まらない時、すでに回収不能な1800円を切り捨てて残り時間を有意義に使うことを優先するのか、

せっかく1800円出したのだから、映画を見続けるか。

この場合、経済合理性で判断した場合は映画を見るのをやめることだそうですが、多くの人が映画を見続けるを選択するそうです。

私を例にもっと簡単に説明すると、

合コンがイマイチだったので、相席屋に行きなおした。

 

ナンパに成功するまで、Barを梯子し、結局始発までファミレスで過ごす。

 

つまらないパーティーだけど、高い会費(男6000円)を払ってしまったので最後まで居る。etc…笑

サンクコスト効果の罠

サンクコスト効果は様々なビジネスに応用されているようです。

知りませんでした・・・

無料お試し版

無料期間中に使用したものが無駄になるので、有料版に切り替えてしまう。

付録付き月刊誌

パーツで毎月送られてくるため、完成するまでやめられなくなる。

会員のランク付け

ランクが上がると、ランクを維持したくなる等

株売買やギャンブルにまつわるサンクコスト効果

株が下がった時に買い増ししたが、さらに下がってしまった時に、ここまで買ったのだからと損切せず放置する。

ギャンブル

何万円も同じ台につぎ込んだのだから今度こそ当たるから、とさらにお金を投入する。

ホスト・ホステスや恋愛

これもパチンコ台と同じ心理ですかね。結構な額のお金を貢いできたのだから、今更あきらめられない等

まとめ

私の場合は普通に生活している分には結構サンクコストを意識してますが、

株に関しては未だに損切出来ないですね。少しのマイナス(例え1000円だとしても)も損切すると、

一日嫌な気分になります笑

含み損は何とも思わないのですが、不思議ですね。

合理的に考えると、株をそのまま保持して資金を拘束されるよりは、

さっさと損切して、違う銘柄を買い向かった方が良いのですが・・・

人は得する時より損することを避けようとするようです。

プロスペクト理論と言うそうですが、これはまた別の記事で。

中々意識するのは難しいですが、感情ではなく合理的な判断を

日々したいものですね。

 

ありがとうございました。