どうする?2022年株式相場

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

あっけなく年末ラリーが崩壊し、年末株高を示唆するネット記事をあまり見かけなくなりました。

大きく上げる材料も無い代わりに、オミクロン株も未だ死者や重症者が出ていないことから、楽観的な意見も出始めており、急激な感染拡大でも起こらない限り株の下落要因としては、薄れつつあるように見えます。

しかし、来年2022年は弱気相場入りするとの見通しの意見が増えてますね。

お金がジャブジャブの金融相場から業績相場入りする、株高が続いたことによる調整、テーパリングの完了などいろいろ言われております。

予想した処で結局未来の事はわかりませんのでどうしようもないのですが、何も知らずに株式相場に臨むよりは、多少知っていた方が良いでしょう。

東洋経済の記事に来年のリスク要因である「6頭の熊」について載っていたので、こちらを中心に来年のリスクを見ていきたいと思います。

オミクロン株の現状

まずは世間を賑わしたオミクロン株ですが、米政府の首席医療顧問ファウチ氏が重症化率が高くなく「さほど深刻ではないようだ」と述べております。

もっとも症例が少ないので、断定するには時期尚早とも強調しておりますが、ワクチンの追加接種で免疫が上がり、かなりのレベルで守られるとの見解を示しているようです。

株関連のニュースサイトからオミクロンの記事が減ったことから、相場に対するインパクトは薄れたのかなとの印象があります。

まだ科学的に分かるまでに1~2週間かかりますので、来週くらいまでは不安定な相場になるかもしれませんが、感染が拡大するにせよ来年の相場に影響するというのは考えにくいですね。

6頭の熊

東洋経済の記事に載っていた来年株価を下押しするかもしれない6つのリスクについて超簡略化して抜き出してみました。

米テーパリング(量的緩和の縮小)

 

米量的緩和縮小による新興国の資金調達困難

 

中国リスク

 

日米欧企業収益の鈍化

 

アメリカの人手不足

 

EUの求心力低下とロシアのウクライナ侵攻

量的緩和の縮小で株価が下落するということですが、パウエルはこれまで量的緩和縮小に向けて上手く市場にアプローチしていたと思いますので、株価に対してそこでまで下落要因になるかはなんともいえませんね。

中国リスクは大いにあり得ます。

滴滴のNY上場廃止や習近平指導部の民間企業に対する締め付け、不動産の債務不履行や、米中対立、人権問題、台湾侵攻などなど経済リスクのみならず政治リスクも目白押しであります。

日米欧の企業収益が鈍化しているかどうかは分かりませんが、人手不足に関しては米国のみならず、製造、サービス、運輸など日本でも人手不足は実感できますね。

そして、英国が抜けたEUでは結束が綻び始めており、ロシアの横暴も止めることが出来なくなっております。

米情報部の話では年明けにも17万のロシア軍がウクライナ東部侵攻を意図していると指摘しております。

もしそんなことにでもなれば株価は急落するでしょう。

因みにこういう時は防衛関連株に買いが集中しますね。

おわりに

未来の事は誰にも分からないので、結局は相場についていくしかありませんが、何も知らないよりは知っていた方が良いでしょう。

アナリスト達の来年の日経平均予想は3万4千円~2万7千円なんだそうです。

強気派も弱気派も一致して下値は2万7千円と見ているようです。

想定外の出来事が起こらない限りは、調整してもそこまでの下げ幅はないと予想されております。

なにはともあれ、まずは資金管理をしっかりして、安くなれば徹底して買いに入る、それだけであります。

 

ではこの辺で、アディオス!