少額投資家の味方【単元未満株】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

私は基本的に米国ETFに投資していますが、米国でも日本でも投資したいなと思う企業が多々ございます。

日米共に名だたる大企業ばかりになりますが、俗にいう配当貴族と呼ばれている優良企業の株は永久に持っていたいですね。

問題はアメリカ企業の株は割と気軽な金額で購入できるのに対して、日本の大型株ではそうはいきませんね。

なぜならば、アメリカ株は1株から購入できるからなのに対して、日本株は基本的に100株単位でしか売買出来ません。

それこそ大型株になると一度に何百万円もの資金が必要になります。

とてもではないですが少額投資家が用意できるような金額ではありませんね。

アメリカのように1株単位で購入出来ればよいのですが、最近は投資のライト層を取り込むためか、日本の証券会社でも単元未満株の取り扱いが増えております。

投資のハードルが下がる単元未満株の流れは加速していきそうですね。

というわけで今回は日本の単元未満株にていての浅堀であります。

なぜ100株単位?

そもそも日本株の売買単位はなぜ100株なのでしょうか。

実は以前は1000株単位を中心として、企業ごとに最低取引単位は異なっていたようです。

1000株単位の取引なんて機関投資家か富裕層しか出来ないですね。

これが100株単位に統一されたのが、なんと2018年10月1日からなんだそうです。

東証の呼びかけから10年以上も統一に時間が掛かったようです。

東証の考えでは株を買うのに必要な最低金額を5万円から50万未満が望ましいと考えていたようであります。

100株単位でも以前より買いやすくなっていたのですね。。。

これは全く知りませんでしたね。

2018年というと私がちょうど日経225先物で証券マンにカモられて大損していた頃であります(笑)

ようやく100株にしたのに、さらに1株単位に購入単位を細かくするというわけにはいかなさそうですね。

単元未満株

最低取引単位である1単元に満たない株のことを単元未満株といいます。

つまり100株未満が単元未満になります。

単元未満株のメリット・デメリットはこちら。

メリット

・株式購入のハードルが低い

 

・購入資金が少なくて済む

 

・少ない資金で分散投資ができ、自分なりのポートフォリオを組みやすい

 

・少額で値がさ株の株主になれる

 

・配当を受け取れる

デメリット

・少額なためリターンが少ない

 

・議決権がない

 

・手数料が高い場合があり、購入しても手数料負けすることがある

 

・取り扱い銘柄が限定される

 

・NISAが適用外

 

・成行きのみで指値ができない

購入できる証券会社

最近ネット証券各社は投資のライト層向けに単元未満株の販売に力を入れております。

それぞれ単元未満株の呼び名は証券会社毎に異なりますが、1株から購入できます。

・LINE証券「いちかぶ」

新規口座開設で最高3株までの購入資金がもらえます。

・SBIネオモバイル証券「S株」

私も使っていますが、スマホ証券で唯一東証の全銘柄が購入できます。

1株か金額の指定で購入可能であります。

・PayPay証券

1株から購入はできませんが、1000円以上1000円単位で売買できます。

・SMBC日興証券「キンカブ」

約定代金100万円以下なら非常に低コストであります。

・マネックス証券「ワン株」

買付時の手数料は約定代金に関わらず無料であります。

・SBI証券「S株」

今のところネット証券のトップを走るSBI証券も単元未満株を取り扱っております。

・auカブコム「プチ株」

モーニングサテライトを見ていると以前はよくCMが流れていましたが、最近見なくなりましたね。

こちらは東証のみならず名証の銘柄も取り扱っております。

 

残念ながら我らが楽天証券では取り扱っておりません。

特になんのアナウンスはありませんが、将来的には購入できることを期待します。

おわりに

以前はあまりなかった単元未満株の購入サービスがこれだけ充実してきたというのも、昨今の株高により私のような初心者が多く参入してきたことの現れなのでしょう。

1万円あればいくつかの銘柄を買えてしまいますので、株の初心者には超お勧めであります。

そこで経験を積んで、通常の株取引に臨むという流れがよいですね。

私が初めて証券口座を開設した10年以上前にこうしたサービスがあれば、もしかするともっと早くから株式投資の世界に入っていたかもしれません。

そう考えると若い方で株を始めたいと思っている人にとっては本当に資産形成するのに良い時代になりましたな。

 

ではこの辺で、アディオス!