¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
昨日のオリックスに続き、続々と保有株より配当、優待が届いております。
本日はANA、TPR、三菱UFJより封書が届きました。
もっともANAは今期無配なので、株主総会決議の通知のみですが。
【6463】TPRは配当の他にお米券3kg分が頂けます。
中を開けるとお米券3枚入っています。
配当も嬉しいですが、こういうのが地味に助かるのです。
このTPRは以前、優待生活で有名な桐谷さんが紹介していたので、去年購入しました。
私は日本株の保有銘柄が少ないので株主優待は少ないですが、少ないながらも毎年保有しているだけで送られて来るのは楽しみですよね。
株主優待は特に個人投資家をターゲットにしていますので、生活必需品からぜいたく品までなんでも揃っています。
それこそ多くの銘柄を保有すれば、桐谷さんみたいに優待だけで生活が出来てしまいます。
日本では当たり前のように定着している株主優待ですが、実は欧米を始め海外でほとんど見られない制度のようです。
なぜ日本だけ独自に進化したのでしょうか。
オリックス優待を始めて頂き、少々浮かれているので株主優待について調べてみました。
株主優待とは
そもそもはっきりした始まりが分からないらしく、もっとも古い記録が明治32年の東武鉄道からだそうです。
資金調達の手段として富裕層向けに始まったそうですが、戦後の高度成長期に一般個人投資家向けに株主優待を導入する企業が増えたことで一気に拡大します。
バブル崩壊やリーマンショック、コロナショックを経て優待を取りやめる企業もありますが、上場企業の3分の1が導入しているそうです。
では株主優待にはどうのようなメリットがあるのでしょか。
株主優待のメリット
個人投資家をターゲットとして優遇した優待が多い
優待目当ての長期保有のため株価に一喜一憂しない
良いことばかりのように見える株主優待のデメリットはこちら
株主優待のデメリット
優待の改悪や廃止による株価急落
株主優待品は再投資出来ない(複利効果がない)
最近ではすかいらーくの優待改悪が記憶に新しいですな。
株主優待投資の注意点としては、保有銘柄数によって優待の内容もかわりますので、必要最低保有数は要チェックです。
また、権利確定日直前は株価が上がりやすく、確定日後は急落することがありますので、気になる銘柄は余裕を持って購入することです。
株主優待の行方
日本独自に進化した株主優待ですが、この先ますます人気が高まるのでしょうか。
それとも日本経済の縮小と共に、優待が廃れていくのでしょうか。
海外ではスターバックス他一部の企業を除いて株主優待はほとんどないそうです。
海外の投資家からすれば、優待なんかに出せるお金があれば、配当を増やせということのようですね。
昨日の朝のテレ東モーサテで東証にアジア新興企業30社が上場を検討しているというニュースをやっていました。
今後、海外の企業や投資家にますます開かれた東証となりますので、グローバルスタンダードではない日本独自の株主優待制度にとっては逆風となりそうな気がしますね。
実際に欧米の機関投資家の多くは無駄なコストとして株主優待制度に反対しています。
日本株がさらなる海外マネーを招き入れるためには、株主優待制度が将来見直しという岐路に立たされるかもしれません。
まとめ
将来的なことはともかく、そう簡単に株主優待は無くなりませんので、どんな優待があるか調べて投資してみるのも良いですね。
株主優待から投資の世界に入るのも初心者にとっては良い入口です。
実際、優待が届くとテンションが上がります。
もちろん配当も嬉しいですが、ちょっと味気ないですね。
よく使う企業の優待など物色してみても良いのではないでしょうか。
ただ、くれぐれも優待につられて業績の悪化している銘柄を買うのだけはご注意を!
ではこの辺で、アディオス!