¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
今回も騙されない賢い消費者になる為に、「影響力の武器」より6つの承諾誘導の最後6つ目、希少性について解説します。
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人は数が少ない物は貴重で価値があると思いこむ心理的行動があります。
私も好きなアーティストの限定アルバムなど無性に欲しかった覚えがあります。
限定という言葉は魔法の言葉のように人を引き付けます。
「数に限りがある」「期間限定」などの言葉により、しばしば不必要なものを購入してしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。
理解していても承諾誘導されてしまう希少性について最後解説いたします。
数量、時間の限定
もっとも多用されている希少性の原理が数量の限定であります。
消費者に対し、もはや手に入らないと思わせたところで売ると最も効果的に売ることが出来ます。
「欲しいけど手に入らない。しかしよくよく在庫を調べたところ、1個だけ在庫があった」というシチュエーションではもう買う以外の選択はありませんね。
こうなると簡単に希少性の原理に誘導されています。
数量限定に関連したのが、期限という戦術であります。
人はしばしば時間が限定されるというだけで、たいして関心がないことを行ってしまいます。
「タイムセール、今なら〇〇円!」などで必要のない物を買ってしまうのはそれですね。
禁断・検閲
人は禁止されるとますます反発したくなる心理的現象があります。
特に既得権益を制限されることに反発するそうです。
「ロミオとジュリエット効果」ともいいますが、お互いの両親に交際を反対されたため、ますます燃え上がってしまったというものです。
特に交際に制限が無ければ、ロミオとジュリエットも付き合ってもすぐに別れていたかもしれません。
1991年のソ連8月クーデターでは、ゴルバチョフ時代に既にペレストロイカやグラスノスチ(情報公開)に慣れ親しんだ市民たちが、再び制限されることを恐れたことにより、エリツィンを中心に抵抗したため、クーデター側のs失敗に終わりました。
ひとたび認められた自由は、戦いなくして手放されることはないようです。
子育てにしても、一貫性に欠いた強制やしつけすると、子供は反抗的になりやすいといわれています。
まとめ
希少性の圧力に抵抗するのは容易なことではありません。
特に希少性のあるものに対して、大勢の人が求めた場合、競争力が刺激され感情的になりやすいです。
希少性の圧力に対する防衛法は2段階になります。
まずは希少性に興奮してきたと感じたら、自分自身を落ち着かせて下さい。
次になぜ欲しいのか自問してください。
手に入れることが目的であるのか、その機能が欲しいのか。
機能が欲しいのであれば、対象の品が、量の多寡によって機能の良し悪しが影響を受けるものでは無いということを考慮すべきであります。
つまり必ずしも量が少ないからいい物とは限らないということです。
希少性の罠に陥ることなく賢い消費者でありたいですね。
私の場合、あまり消費をしないので日常で希少性の圧力は受けることはないですが、引越しの際の家探しなどで不動産屋の希少性の罠が潜んでいるかもしれません。
その場合には感情的にならずに対処したいですね。
余談ですが、もし恋愛市場においてモテたいという場合は他の異性の存在を匂わせ自分の希少性を高めるのが有効ということですかね。
ただ希少性を悪用して最近逮捕された45股男みたいにはくれぐれもならないようにしてください(笑)
ではこの辺で、アディオス!