リスクテイカ―を目指せ!

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

我々日本人はバブル崩壊以降のデフレ下において、ことお金に関してはリスクを取らず、貯金をするのが正解とされてきました。

バブル崩壊以降、株価は低迷し、デフレの為現金が最強のキャッシュ イズ キングの時代でした。

ただ、現在はキャッシュ イズ トラッシュ(現金はゴミ)の時代に既に突入しています。

現金だけもっていれば良い時代ではないですね。(もちろん億を超える現金があれば話は別ですが)

このまま何もしなければゆでガエルのようにじり貧になっていきます。

投資に限らず何事も行動を起こして挑戦しなければ、何も得られないのは当然ですね。

リスクに関する格言や名言は古今東西を問わずたくさんあります。

虎穴を入らずんば虎児をえず 【後漢書】

リスクを取る勇気がなければ、 何も達成することがない人生になる 【モハメッド・アリ】

一番リスクが高いのはリスクを取らないことだ 【フェイスブックCEO マーク・ザッカーバーグ】

日本人はとかくリスクを取りたがらない民族といわれますが、そんなことはなくバブル期は財テクと呼ばれ、不動産、株に盛んに投資をしていました。

バブル崩壊以降、株や不動産で破産した人が続出したため、投資はギャンブル、怖いものであるという刷り込みのおかげでリスクオフ社会になり、すっかり臆病が染み込んでしまったようです。

何度も言いますが、適度なリスクを取らなければ、果実は得られません。

リスクを取らないリスクを避けるため、リスクテイカ―(リスクを取る人)になる為に投資におけるリスクを考えてみました。

円貯金はノーリスク?

未だに日本人の大半は資産形成といえば、投資をせずせっせと銀行にお金を貯めるスタイルです。

昔は銀行に預けておけば年利5~6%もほぼノーリスクでついた夢のような時代でした。

それが今ではたったの0.001%であります。

1000万円貯金して年間1000円です。

それでも投資に踏み切れないのは投資にはリスクがあり、貯金はノーリスクと思いこんでいるからです。

実は貯金もノーリスクではありません。

円貯金のリスク

・インフレ

バブル崩壊からの30年はデフレでしたので、現金の価値が下がらず、どんどん物の値段が下がっていきました。

しかし、インフレになると物価は上がりますが、相対的に現金の価値が下がります。

つまり今まで100円で買えたものが、120円出さないと買えなくなるということです。

インフレになると預貯金の価値がどんどん目減りしていきます。

・日本円

円預金も立派な投資の一つです。

日本円しか持っていないという事は、円の一極集中投資をしているという事です。

円の価値は、日本国の信用によって裏打ちされていますが、国の信用が落ちれば、その価値が揺らぐ可能性は充分あります。

・デフォルト

あまり日本では考えずらいリスクに、デフォルト(債務不履行)があります。

つまり国家の倒産であります。

それによる預金封鎖(自由に引き出せなくなる)などの可能性があります。

南米の国で実際行われています。

 

日本国の信用とデフレに賭け続けるなら日本円一択投資いいかもしれませんが、貯金はノーリスクではないということを理解するべきです。

投資におけるリスクとは

主に株式投資におけるリスクは4つになります。

購入価格より、売価が安く元本割れを起こす価格変動リスク

株を買った途端に下落し始めた、などは株投資あるあるです。

企業の破たんなどによる信用リスク

企業が破たんすると株はただ紙切れになります。

近年では日本航空の倒産が記憶に新しいですね。

海外投資における為替変動による為替リスク

特に米国株投資をしていると、ドル円の変動によってかなり利益が変わってきます。

海外投資におけるその国の政治経済動向の影響によりカントリーリスク

新興国や発展途上国では法整備がおくれていたり、時の権力者により政策がコロコロ変わる、又は政変など特有のリスクがあります。

アジア最後のフロンティアなどと呼ばれて、投資先として人気だったミャンマーの軍事クーデターなどがカントリーリスクに該当します。

 

その他、不動産では空室リスクや不動産価格、家賃の下落や、老朽化、被災のリスクがあります。

投資にリスクはつきものですが、どううまく付き合うかがカギになります。

自分のリスク許容度を知る

リスクを取れと言われても、自分がどれだけのリスクがとれて、どれくらいのリターンが欲しいのか分からなければ、投資商品も選べません。

リスクとリターンにはいくつかの種類があります。

ハイリスク ハイリターン

人生一発逆転狙いの人が陥りがちな投資方法です。

投資というより投機やギャンブルに近いです。

勝てば天国、負ければ地獄というやつですね。

ミドルリスク ミドルリターン

適度なリスクと取りながら、適度な利益をえる方法です。

不動産投資などはこのタイプと言われます。

ローリスク ローリターン

元本がほぼほぼ保証される代わりに、見返りが少ないが最も堅実で安全な投資法です。

国債、地方債、定期預金などですね。

ローリスク ハイリターン

元本保証で年利30%や、絶対に損をせず必ず儲かると謡っている商品などです。

これらはまず100%間違いなく詐欺商品です。

絶対に買ってはいけません。

卵は一つの籠に盛るな

資産運用の王道を表す、有名な相場格言ですが、リスクは分散して決して一つの銘柄への集中投資は避けるべきです。

例えミドルリスク ミドルリターンを狙っていても、全財産を一つの銘柄に投資するとリスクが大きくなり危険です。

適正なリスクを取るために、リスクはできる限り分散すべきであります。

まとめ

日本人の大半が既に円預金一極集中というリスクを取っていますので、立派なリスクテイカ―であります。

リスク分散するためにも、株式、投信への投資は必要です。

どうしても株は怖いという方は、国債、米国ドル、欧州ユーロ辺りからリスク分散を始めるのも良いかもしれません。

リスクを取らないリスクを避けるために適度なリスクテイカ―を目指しましょう。

 

それではこの辺で、アディオス!