赤字補填?【楽天モバイル債】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

最近、楽天証券の口座を開くと目に飛び込んでくるのが、楽天モバイル債の文字であります。

なかなか露骨といいますか、潔い名前といいますか、目的が分かりやすい社債ですね。

赤字が続く楽天モバイル事業の穴埋めに、投資家から広く資金を調達する試みであります。

楽天証券の口座を持っている個人投資家のみ購入可能だそうで、楽天は1500億円発行し調達するようです。

期間は3年で、金利は0.72%。

日本国債の3年債の最低補償利回りが0.05%ですので、それと比較すると悪くない利回りでしょうか。

100万円購入して、単純計算で年間7200円であります。

1000万円を普通預金で1年預けても1000円にしかなりませんので、株はリスクが高すぎるけど、国債はリターンが低すぎるとお考えの方の一時的な現金の置き場としては良いかと思います。

社債ですので、発行体が倒産すれば当然のことながら、元本は返ってきませんが、楽天グループなのでその心配はないでしょう。

因みに日本格付研究所による格付けは「A」であります。

元本保証の年2回、最低購入金額は50万円からになります。

円建てですので、為替リスクも無く悪い商品ではないと思います。

販売期間は5月30日~6月10日までとなっております。

私は50万円も出せるほどの資金の余裕が無いので、残念ながら購入しませんが、1000万円くらいの余剰資金があれば買いたかったですね。

楽天モバイル事業は基地局の整備やらで、巨額の赤字を計上しているようでかなり苦戦しております。

0円サービスも廃止となり、楽天モバイルユーザーが大挙して解約に走っております。

楽天市場や上場予定の楽天証券など、稼ぎ頭は多いものの、携帯電話事業は22年12月期も赤字が続くと見られており、楽天グループにとってのお荷物状態は暫く続くようです。

私は楽天モバイルユーザーですが、容量無制限の2980円で使用しており、0円廃止の影響が全くないため継続して使用しております。

電話をすることがあまりないので、そこまで不便さを感じませんが、通話品質は最低ですね。

また、都内の某ターミナル駅にも関わらず、ホームは電波が入りにくいので、そこは何とか改善して欲しいところであります。

楽天モバイル債で1500億円調達できたとしても、そこから楽天モバイル黒字化への道筋があまり想像つかないですが、どうなることやら。

個人的には楽天経済圏の住人ですので、楽天モバイル事業が始まってからの改悪続きに嫌気がさしているところでもありますので、そろそろ改悪に歯止めをかけてもらいたいところであります。

 

ではこの辺で、アディオス!