¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
世界の株式マーケットが怪しい動きを見せ始めております。
セルインメイの格言通り、大崩れとなるのでしょうか。
買い場を予想する声もちらほら見え始めております。
そんな中、世界中が固唾を呑んで注目する男の演説が行われました。
「一体何を語るのか?」焦点はここに絞られておりました。
その男とは、もちろんロシア連邦共和国大統領のウラジミール・プーチンであります。
ウクライナ戦争を始めた張本人であり、この戦争を終わらすことが出来る唯一の人物といっても言い過ぎではないでしょう。
演説前の予想では「戦争宣言」をし、国内総動員するのではとの憶測や、勝手に勝利宣言し、戦闘を縮小させるのではとの見方もありました。
最悪のシナリオでは核攻撃について言及するのではと悲観の声もありました。
しかし、蓋を開けてみると、戦争の正当性を主張したものと、悪いのはすべて西側で、ナチスのウクライナを打倒する正義の戦闘をロシアは行っているとの主旨でした。
まるで子供の主張のようですが、これで信じるロシア市民もいるのでしょう。
さすがにキーウもハルキウも制圧していない中で、勝ったと言宣するのはバツが悪かったのか。
意外とプーチンにも羞恥の心があったのですね。。。
全体的に当たり障りのない言動に終始していた印象で、ちょっと拍子抜けではありました。
発言次第では今日のNY市場が大荒れになるのではと警戒しておりましたが。。。
結局この戦争をどうするという見通しも示さないままでありました。
恐らくどちらかが軍事的に決定的な敗北をするまで、戦争は続くことになりそうです。
だとすると、米国を始めとする西側諸国から最新鋭の兵器と潤沢な武器弾薬や、軍事情報まで提供してもらうウクライナと、経済制裁によりジリ貧のロシアとではどちらに軍配が上がるかは、火を見るよりも明らかであります。
ウクライナはクリミア、ドンバスを解放するまで戦争を止めないでしょうが、もちろん国土がロシア軍に侵略されていますので、それを追い出すのは当然の権利であり行動です。
ロシアを足腰が立たなくなるまで叩き潰して2度とこのような侵略行為をおこなえないようにぜひしてもらいたいものです。
それにしても第二次世界大戦から77年も経つのに、プーチンのロシアは未だにナチスに勝利した過去の栄光に縋っているように見えます。
それがロシアの唯一の拠り所なのでしょう。
ウクライナを無理やりナチスに仕立てて戦争を正当化するのは、我々からすると無茶苦茶な解釈に見えますが、ロシア人の正義を掻き立てるには調度良いのでしょう。
日本人にとって戦争は過去の歴史に話になっておりますが、ロシアでは未だに、第二次世界大戦勝利にこだわっており、その世界観の中で生きています。
ロシアだけでなく、21世紀に入ってもなお実は世界はまだ戦勝国による戦後秩序の中に居ることを、プーチンによって今さらながら思い知らされた気がしますね。
ではこの辺で、アディオス!