¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
出口の見えないウクライナ戦争ですが、現在は苦戦しているロシア軍が補給と部隊再編など、総攻撃の準備をしている最中とされています。
開戦から早や2週間たちますが、ウクライナの頑強な抵抗によりロシア軍の当初の目論見は失敗しております。
制空権も奪取できておらず、戦車は携帯兵器の餌食となっており、損害は増すばかりです。
ロシア軍は焦りからか、戦闘を激化させ、民間人をも巻き込む攻撃を行っています。
開戦初日は圧倒的ロシア軍VS弱小ウクライナ軍といったイメージで、3~4日で片がつくとされていましたが、今やもしかするとウクライナが勝利するのではという見方も出てきています。
それぞれの勝利の定義を整理するとこんな感じでしょうか。
ウクライナ側
ロシア軍を撃破し、国内から退却させる
ロシア側
ゼレンスキー政権打倒と親露派傀儡政権の樹立
ウクライナの非軍事化、中立化
ウクライナ東部他のロシアへの併合
プーチン大統領としては、戦争の敗北は自身の失脚を意味しますので、どんな汚い手を使っても勝とうとするでしょう。
最悪な展開では戦局挽回の為、戦術核の使用も考えられます。
停戦交渉でもウクライナ側に対して、ハードルの高い要求しかせず、まともな交渉をするつもりはないようです。
両軍とも交渉を有利に進めるため、軍事的な勝利を求めており、ロシア軍の総攻撃が始まった時が、ウクライナ戦争の天王山となりそうです。
ロシアとウクライナのそれぞれの有利な点、不利な点を挙げるとこんなところでしょうか。
有利な点
ロシア側
軍事力
国力
ウクライナ全土攻撃可能
国内情報統制
ウクライナ側
地の利
軍民一体の高い戦意
優れた情報発信
ゼレンスキー大統領のリーダーシップ
欧米などの国際社会からの強力なバックアップ
増強される外国人義勇兵
世界第2位の軍事大国であるロシアは、兵力、兵器の質でウクライナを完全に上回っており、常識的に考えればロシアが圧倒出来るはずでしたが、祖国防衛のためウクライナ軍の士気は高く、また、最新式の米国製兵器の供与をされているため、各地で粘り強く戦っています。
また、軍をウクライナへ派遣すること以外はあらゆる支援を国際社会はウクライナに対して行っています。
表向き軍は派遣されていませんが、ひょっとすると欧米の特殊部隊がもしかすると身分を隠して戦線に投入されているかもしれませんね。
では双方の不利な点はどうでしょうか。
不利な点
ロシア側
将兵の低い戦意
ウクライナ軍の過小評価
経済制裁
デフォルト危機
戦費枯渇
国内反戦運動
指導部の独裁体制
国際社会から孤立
ウクライナ側
戦力差
民間人の犠牲
民間施設の損害
原発、インフラ設備の失陥
国土の荒廃
ロシア本土への攻撃能力がない
以上、専門家でもない素人の勝手な推測ですが、ロシアの方がどうも分が悪いですね。
とくに経済制裁は時間が経てば経つほど、ボディブローのように効いてきます。
4月半ばにはデフォルトに陥るといわれており、ロシア経済の崩壊はこのままいけば間違いないでしょう。
とてもではないですが、全面戦争が出来る状態ではありません。
例えロシアがウクライナを降伏させたとしても、経済崩壊により「戦闘に勝って、戦争に負ける」状態に陥る可能性が高いですね。
どう転んでもここ何年かは経済制裁が続きロシアの国力は低迷し、しかも恐れられていた軍事力も、意外と大したことが無いことがバレ、軍事プレゼンスが低下することも考えられます。
簡単に言うと、ロシアは舐められる状態に陥るということであります。
中国は昔から沿海州を狙っており、また、中央アジアも影響下におきたいでしょう。
ロシアにとってはウクライナ戦争は勝っても負けても茨の道となりそうです。
ロシアの国力が低下するであろう今後が日本としても北方領土を奪い返す最後のチャンスかもしれませんね。
ではこの辺で、до побачення!(ドポバーチェニャ ウクライナ語で「さようなら」)