国債投資に妙味はあるのか?

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

今年は子供がもう一人増え、将来の教育資金や短期資金など、お金のことを考えることが多い年であります。

高校や大学などの教育費は児童手当+個人の貯金を充てるつもりで、それらの資金はジュニアNISAなどを活用して投資信託を運用しております。

長期だと投資信託で運用するのは良いのですが、問題は3~5年先に必要になる資金の置き所であります。

現金でそのまま持っておくのも脳がありませんが、かといってこれくらいの短期だと投資信託や株は元本割れのリスクもありちょっと危険ですね。

定期預金の金利は大したことはないので、なかなか短期資金は運用が難しいですね。

そんな中で目を付けたのが国債であります。

何といっても安心の元本保証、特に米国債や日本国債はロシア債などに比べて安全性が雲泥の差であります。

あまり詳しくは知らないのでざっとメリットをまとめてみました。

国債のメリット

まずは冒頭でも話した通り、元本保証であります。

国家が発行しておりますので、信用が格段に違います。

信用格付けの高い国の国債は文句なしに安全であり、デフォルトのリスクは極めて低くなります。

格付け会社で有名なムーディーズでは最高ランクであるAAAに米国、欧州諸国、豪州、シンガポールが格付けされております。

因みに日本はなぜかA1であります。

民間の格付け会社が勝手につけているものなので、あくまでも目安であります。

金額も少額の1万円から購入でき、金利も定期預金より高く、最低でも0.05%となっています。

但しデメリットとして、購入後1年過ぎると途中解約できますが、途中解約金のようなコストがかかります。

また、典型的なローリスク、ローリターン商品ですので、当然リターンはあまり期待できず、あくまでも資金を減らすことなく、銀行預金よりマシなところで運用したいという人向けになります。

購入可能な国債

個人で買えるのは個人向けの国債になります。

例えば楽天証券で購入可能な日本国債は以下になります。

個人向け国債 固定3年

個人向け国債 固定5年

個人向け国債 変動10年

固定と変動とは金利が固定金利か変動金利かの違いになります。

外国債では米国の以下の国債が購入可能です。

シティグループ 米ドル建て社債(劣後債)

モルガン・スタンレー 米ドル建て社債(劣後債)

米国ストリップス(米国国債)2029年8月償還

米国ストリップス(米国国債)2044年8月償還

米国 トレジャリーノート(米国国債)2025年8月償還

米国 トレジャリーノート(米国国債)2029年8月償還

日本国債の年利が0.05~0.2%なのに対し米国債は2~3%と日本国債より高い利回りになっています。

その他ユーロ建てや、新興国であるメキシコや南アフリカの国債も購入できます。

BNPパリバ ユーロ建て債券(劣後債)

 

国際金融公社 メキシコ・ペソ建て債券

欧州投資銀行 南アフリカ・ランド建て債券

メキシコや南アフリカの国債は6~8%と高い利回りであります。

この高い利回りに釣られて買ったとしてもデフォルトリスクや、ペソや南アフリカ・ランド建ての為、通貨安に見舞われることもあり危険ですね。

おわりに

3年後に教育資金で使う必要があるなど明確に使用用途がきまっていて、絶対に元本割れしたくない資金の運用方法として国債は良い選択肢なのではないでしょうか。

私が買うとすれば、日本国債よりは、やはり利回りのよい米国債ですね。

株高の時に投資信託を売却して、そのあと安全資産である国債に資金を移動させておくなどの資産防衛の仕方も良いですね。

 

ではこの辺で、アディオス!