商業五輪の経済効果

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

ソフト女子が金メダルを金メダルに輝き、サッカー男子も強豪フランスを下したり、日本勢の勢いが止まりません。

残念ながらコロナ感染も止まりません。

ついでに言うと五輪反対派マスコミの反五輪プロパガンダも止まりません。

五輪にネガティブな記事を載せているのは、朝〇新聞と毎〇新聞とその他の左翼名のメディアばかりですね。

一度反対してしまうと、中々軌道修正できない、一貫性の法則が働いております。

新しい手法として今度は「個人の活躍は政府、大会組織とは別物」というロジックが編み出されています。

もはや訳が分からん。。。

個人的には恐らく日本で開催される最後のオリンピックのような気がします。

なぜならば、これだけ国論を2分し混乱に陥れた挙句、観光客も来ず、無観客で経済効果が薄ければ、日本人たちは次の五輪開催に手を挙げることは少なくとも自分が生きている間は無さそうです。

東京五輪は良くも悪くも日本人にとって強烈に記憶に残る大会となるはずです。

それにしても、近年商業五輪として、批判も多いですが、意外なことに黒字を叩き出した大会は1984年のロサンゼルス五輪が最初だそうです。

以後年々金額が増加し、「お金を掛けすぎ」との批判が増え、エコやコンパクトを志向するようにはなりましたが、それでもまだまだ、莫大な放映権などお金の匂いはプンプンしますね。

今回はそんな商業オリンピックについて振り返りたいと思います。

大赤字の五輪 モントリオール大会

1976年のモントリオール大会は折しも、オイルショックが重なり、石油をはじめとしたあらゆる物資が高騰するという不運に見舞われます。

また、前回ミュンヘン大会でテロ事件が起きた為に以前の大会より警備を厳重にするためのコストや、ずさんな運営によりなんと1兆円の赤字を出すに至ります。

この負債の補てんはモントリオール市とケベック州の税金で賄われます。。。

完済したのはつい最近の2006年だそうです。

カナダはそれ以降夏季五輪は開催していません。

そりゃそうですね、相当トラウマになっているはずです。

ロス五輪の成功

モントリオールの大赤字を見て、1984年の五輪招致は立候補がロサンゼルス市のみだったそうです。

前年モスクワ大会を西側諸国がボイコットし、ロス大会は東側諸国がボイコットしました。

西側の盟主としても今回の五輪を大成功させなければならないアメリカは五輪大会に経済的な価値も加え、黒字化に成功します。

その手法は徹底的なコストカットとそれまで国や自治体が負担していた費用を完全民営化しました。

入場料やグッズ販売、そして放映権などあらゆる手段でお金を稼いだようです。

因みに私の人生で記憶に残っている最初のオリンピックがこのロサンゼルス大会でした。

家族と一緒に開会式を見た記憶があります。

後に「ロケットマン」と呼ばれた個人用推進器を付けた空中遊泳が一番記憶に残っています。

話をもどしますと「オリンピックの商業化」はこの大会から始まっております。

以降の大会ではこのやり方が踏襲されることになります。

ただ、以降の大会が全て順調だったかというとそうとも言い切れず。

大会自体は黒字だったものの、2004年アテネ大会や2016年リオ大会のように財政難に陥ったり、2008年北京大会のようにインフラに投資しすぎて、スタジアムを始めとした施設が廃墟化しているとの話もあります。

ロス五輪以降、赤字だった大会は1992年もバルセロナ大会のみで、巨額のインフラ投資による負債を抱えた為、スペイン政府と地元自治体が肩代わりしたそうです。

さて、本大会はどうなるでしょうか。

東京2020

1964年東京大会では首都高や新幹線の整備などでレガシーが残り、高度経済の起爆剤となったとする見方もあります。

2020年大会はというと海外観光客が全く来ない為、インバウンド消費がまず蒸発し、無観客になったことと緊急事態宣言に伴う飲食の制限で国内消費も消えました。

本大会のレガシーとしては国立競技場や山手線高輪ゲートウェイ駅くらいなのでしょうか。

大会による経済効果はこの異例の大会に何処まで当てはまるのでしょうか。

せめて赤字だけは避けてもらいたいですね。

おわりに

まだまだ熱戦が続いており、どのチャンネルを付けても五輪観戦ができますね。

私は試合を見ると日本人選手に感情移入しすぎて疲れるので、結果だけを見るようにしています。

日本がメダルを多く獲得すると株価が上昇するという過去データがあります。

まだまだ大会7日目ですので、もうひと盛り上がりを期待して、株価も上がればよいですね。

日本選手が活躍し盛り上がっていることもあり、どうしても五輪ネタばかりになります(笑)

 

ではこの辺で、アディオス!