どうする?令和のマイホーム戦略

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

連日熱戦の続く東京五輪ですが、ますます盛り上がりを見せております。

男子サッカーは残念でしたが、銅メダルを目指して頑張って欲しいですね。

試合以外でも五輪村の各国選手たちから食事が話題になっており、東京五輪の食堂は隠れた金メダルではないでしょうか。

五輪村も広々として良いですね。

五輪閉幕後は「晴海フラッグ」として販売予定であります。

ただ、五輪が一年延期したため、一部購入者からは東京地裁に補償を求める調停を申し立ているとか。

マイホームは一生のお買い物ですので、補償を求める気持ちも分かります。

私は投資用不動産以外の持ち家を持っていないので、身軽でありますが、決して賃貸派というわけではありません。

かといって持ち家派でもなく、ハイブリット派とでもいいますか。

このまま賃貸でも良いですし、掘り出し物があれば買っても良いかなというスタンスであります。

今回は永遠のテーマともいえるマイホームを購入について私見を述べたいと思います。

決して良い悪いではなくあくまでも、私ならこうするといったところです。

持ち家か?賃貸か?

未だ決着のつかないテーマではあります。

昭和時代には住宅すごろくといって社宅から始まり、ファミリー向け賃貸を経て郊外のマイホームを購入して上がり、という流れが一般的とされていました。

国も経済効果の大きいマイホーム購入を後押し、至るところにニュータウンが出来ました。

かくゆう私もそんなニュータウンの育ちであります。

そんなニュータウンも今や高齢世帯が圧倒的に多く、ひっそり静かな街になっております。

私も実家に帰るたびに、その寂れ具合に毎度びっくりします。

こういった昭和のニュータウンを見るとマイホーム購入に疑問を抱いてしまいますね。

持ち家か賃貸かの論争にはある一つの回答がありまして、リベラルアーツ大学両学長の著書「お金の大学」に載っていますので参照します。

キーワードが「リセールバリュー」であります。

つまり、売却時の金額を元に購入するか否かを考えるという事であります。

人によって条件が違いますので、一概には言えませんが、マイホームを資産としても購入したい場合の目安としてはこんな感じ。

・リセールバリューの高い家を買えるなら、マイホームの方が得をする。

 

・リセールバリューの高い家を買う自信がないのなら、賃貸の方が得をする。

ですので正解はリセールバリューの高い家を買えば良いのです。

リセールバリューの高い地域

一等地(都心・駅近)

人気エリア

住環境がよい

人口増加地域

コロナ禍によってリモートが加速したり、技術革新により自動運転、アバターなどにより、遠隔地にいたとしても、不便が無くなりつつありますが、やはり人口が集住していて、治安が良く、交通の便に優れ、病院を始めあらゆる公共サービスが身近にある地域の価値はこの先も下がりにくいのではないでしょうか。

リセールバリューの安い地域

駅遠・田舎

不人気エリア

住環境が悪い

人口減少地域

マイホーム購入の際は上記に注意して購入すると良いですね。安さに釣られて購入するととんでもない後悔をすることになります。

未来の日本の不動産

どんなマイホームを買えば良いか簡単に答えが出ましたね。

ところが、そう簡単にこの現代日本でリセールバリューの高い新築マイホームを買うのは99%無理筋であります。

そういった一等地は既に開発され尽し、たまに物件が出ても不動産のプロたちが優先的に手に入れてしまい、素人の私たちには永遠に回ってきません。

諦めて、郊外でマイホームを買ったとしても、日本を襲う三重苦「人口減少、地価下落、空き家増加」により、資産価値の上昇はほとんど見込めません。

バブル崩壊以降、土地神話も一緒に崩壊しておりますので、もはや一等地以外で新築マイホームを購入しても無価値であります。

サラリーマンが一生懸命、無価値のマイホームに大金をつぎ込むという構図が今の日本の現状であります。

となると、99%の人々がリセールバリューの高い家を購入できないことを考えると、賃貸の方が無難という事になりますね。

もっとも資産価値を気にせず、家族の拠り所、終の棲家として購入されるという方もいらっしゃると思いますので、その価値観を否定はしません。

私もやはり子供の頃から住んでいた実家がそのまま残っているというのは懐かしくもあり、また、いつでも帰れるほっとする場所でもあります。

資産価値にこだわるか、心の平安にこだわるかですかね。

マイホーム戦略

冒頭に私はハイブリット戦略といいましたが、私個人の意見としてはもちろんリセールバリューの低い家を掴みたくはないので、当面は賃貸派であります。

賃貸は家族の増減によって自由に広さを変えられます。

子供も大きくなれば家を出ていきます(そうでない人もいるみたいですが。。。)。

老夫婦二人で一軒家はちょっと広すぎですね。

家は人生のライフステージによって変えていった方が良いと思っていますので、当面は賃貸というわけです。

但し、2040年頃にはかなりの数の空き家が増えているのではないでしょうか。

中古住宅市場も成熟してそうですね。

中には一等地や、不動産を手放したくてしょうがない人の物件など掘り出し物も出てくるかもしれません。

そうした物件を気長に待って、ローンを使わず現金で安く購入し、リフォームするのも良いかなとも思っております。

賃貸居住を基本として、良い物件が出れば買うという戦略であります。

老夫婦二人が暮らせる平屋なんか良いとは思いますが、気長に待つつもりであります。

まとめ

既婚で子持ちであれば、夢のマイホームには憧れますね。

但し、感情に流されず、投資家目線で不動産の購入は考えたいですね。

特に不動産は一度の購入で致命傷となりかねないので注意が必要です。

この令和時代は昭和時代のように一つの会社に勤めあげ、郊外にマイホームを購入し、定年後は年金で生活するというモデルが完全に崩壊しておりますので、常にアンテナを立てて、新しい価値観の中でサバイバルすることが必要です。

しかし、我ながら面倒な時代に生まれたなと思います。

昭和世代が羨ましい。。。

 

ではこの辺で、アディオス!