露軍を圧倒する西側兵器【軍事銘柄】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

ここ数日、防戦一方だったウクライナ軍の反撃のニュースが増えています。

キーウ近郊でロシア軍を押し戻したり、南部で強襲揚陸艦を撃沈しており、ロシア軍に戦略の変更を余儀なくさせています。

ロシアはキーウ攻略を諦め、負け惜しみの様に、元々東部南部が目的と発表しております。

ドンバスの独立とか、ウクライナの非ナチ化とか、その時々により戦争の大義がブレるので、末端の兵士たちは当然のことながら、何のために命を的にして戦っているか分からないですね。

下馬評を覆し、ウクライナ軍が善戦しているのは、国土防衛という戦争目的がはっきりしているということもありますが、戦前より米英の支援の下、軍隊を鍛えていたことと、無制限の西側からの軍事支援であります。

航空機や戦車、攻撃型ミサイルの支援はありませんが、対戦車ミサイルを中心とした支援を行っています。

そのお蔭か世界第2位といわれた軍事大国のロシアがが、戦ってみると、古い軍事ドクトリンもさることながら、兵器体系も西側より劣っていることを暴露してしまいました。

案外、脅威といわれる中国軍もロシア系の兵器体系なので、実際はいわれているほど強くないのかもしれません。

しかし、北朝鮮も先日ICBM大陸間弾道ミサイルを発射し、北海道渡島半島置き150キロのところに落下しております。

これは日本は相当舐められています。

「極めて遺憾」だけでなく、今度打ったら撃ち落として、さらに発射基地を攻撃するくらいの脅しが必要であります。

ミサイル防衛システムであるイージスアショアの配備に反対し、撤回に追い込んだ秋田県の佐竹知事(旧秋田藩主佐竹家末裔)が「防衛をどうするか真剣に考える時期でないか」と発言し、ネットスラングでいうところの「おまゆう」状態でツッコミを喰らっています。

話が逸れましたが、世界的な国防意識の高まりとともに、軍事産業は成長産業となりそうですね。

ここではそれがいいとか悪いとか善悪ではなく、そうなるだろうというあくまでも個人の予測であります。

戦争は悪ですが、現実として悪だろうが、起こるものは起こるのです。

悪だからといって全く考えなくてもよいわけではありません。

兵器を作る企業は「死の商人」かもしれませんが、需要は必ずあります。

というわけで、今回のウクライナ戦争で活躍している兵器とそれを作っているメーカーを浅堀してみました。

ジャベリン対戦車ミサイル【ロッキード・マーティン】

引用元:JCNET

現在ウクライナ戦争で最も活躍している兵器ではないでしょうか。

重さ20kgで歩兵が携帯でき、遠方から戦車を撃破することが出来ます。

ウクライナでは大活躍しており、ウクライナ兵たちから救国の兵器として「聖ジャベリン」として崇められています。

湾岸戦争で米国のM-1エイブラムスや英国のチャレンジャー戦車にボコられて、すっかり「やられメカ」となった旧ソ連製T-72戦車ですが、以降は改善に努め、それなりに再評価され始めた矢先にジャベリンにボッコボッコにされ、再び「やられメカ」の地位に転落してしまいました。

T72戦車はガンダムでいうところの連邦の「ジム」と「ボール」の立ち位置であります。

元々この兵器はマーティン・マリエッタ・マテリアルズ社が開発しておりましたが、今はロッキード社と合併しております。

ロッキード社は世界最強のステルス戦闘機F-22や、航空自衛隊でも導入し、先ごろドイツも購入を表明したF-35、多くの西側諸国で採用されているF-16戦闘機など、米国を代表する軍需企業であります。

最近の株価はウクライナ戦争開戦前の2月23日に388.90USDだったのが、3月7日には年初来高値である433.15USDまで急騰しております。

NLAW対戦車ミサイル【タレス/サーブ】

ジャベリンと双璧を成す活躍をしているのが、英国供与のNLAWであります。

こちらは英国のタレスエアディフェンスとスウェーデンの軍需企業サーブ社の共同開発しております。

どちらの株価も開戦以来急騰しております。

英タレス社は開戦前の2月23日に84.26ユーロだったのが、3月25日には年初来高値である123.3ユーロまで急騰しております。

サーブ社も開戦前の2月23日に211.80SWクローナだったのが、3月21日には年初来高値である368.30SWクローナまで急騰しております。

バイラクタル TB2【バイカル・ディフェンス】

そして今回の戦争で最も注目されているのが、トルコのバイカル社製のバイラクタル TB2を始めとするドローン兵器であります。

特にトルコのバイラクタル TB2は2020年のナゴルノ・カラバフ戦争でアゼルバイジャン軍よって使用され、アルメニア軍を撃破したことで有名になりました。

コスパが良く、無人の為、兵員の損耗にひときわ神経質な先進国にとって、一番求められる兵器であります。

ドローンにも種類があり、バイラクタル TB2のように自律飛行し、何回も出撃できるものから、米国が供与するスイッチブレードのように自爆型のものまであります。

スイッチブレードに関しては約73万円というコスパの良さであります。

バイカル社が上場しているかどうか検索しても、分かりませんでしたが、ドローン兵器や、AIが搭載された無人兵器というものは間違いなく今後の戦争の主役になるでしょう。

おわりに

私は戦争を賛美するつもりは全くありません。

そもそも戦争賛美ってなんだよと思いますが、賛美しようが反対しようが、攻められる時は攻められます。

そして、善悪の感情に関係なく軍事的緊張や戦争になれば軍需企業の株価は急伸します。

参考にその他の軍需企業はこちらをどうぞ。

有事は防衛関連銘柄を買う

日本も軍事というものに対して、善悪二元論や感情で考えるのではなく、現実として受け入れてもらいたいものです。

次の参院選の争点は国防一択でお願いしたいですね。

 

ではこの辺で、アディオス!