¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
世に政治家による回顧録は多く出回っており、少し前ではオバマ前米大統領の回顧録や、有名なところでは第二次世界大戦中の英国の宰相チャーチルの回顧録などが有名であります。
ただ、あまり日本の政治家による回顧録は話題にならないですね。
それには理由があり、首相や政治家を退任してから、大体10年くらいたってから出版することが多いからのようであります。
これは周りの人たちへの配慮がありますので致し方無いことなのかもしれませんが、その分新鮮味が薄れてしまいますね。
先ごろ巷で噂の「安倍晋三・回顧録」を購入しました。
安倍元首相の意向により当初発売を延期していたそうですが、奇しくも凶弾に倒れたことにより、出版が早まりました。
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日本憲政史上、最も長い3188日の総理在任期間中の出来事が赤裸々にインタビューによって明かされております。
現時点で15万部売れているそうで、今年のベストセラーになりそうな勢いであります。
まだ途中までしか読んでいないのですが、とにかく惹きこまれます。
安倍さんが話し上手ということもあるでしょうし、安倍政権時代の数々の出来事をリアルタイムで経験していたため、この出来事の裏で「総理官邸ではこのように考え、行動していたのか」などの臨場感溢れる追体験出来ることが、この本の魅力であります。
まだ、そこまで読み進めてはいないのですが、各国要人の的確な人物評なども楽しみであります。
日本では過小評価されていますが、国際舞台でこれほど存在感と影響力のあった日本のリーダーはいまだかつていません。
トランプ元米大統領などはつねに「シンゾーどう思う?」といって、信頼していたようです。
中国の習近平、ロシアのプーチンとの外交などその辺の舞台裏の話も楽しみですね。
国内に目を向けると財務省との闘いも興味深いところであります。
まだ翻訳されていないようですが、いずれは海外でも広く読まれることになるでしょう。
現役の首脳もまだまだ多いことから、かなりの反響を呼びそうですね。
いずれにしても政治好きはもちろん、政治に関心の無い方にもこれは文句なくお勧めの一冊であります。
ではこの辺で、アディオス!