健全な精神は、健全な肉体に

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

注目のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言は早期に金融緩和の縮小が始まるとの警戒感が後退しNYダウは一時200ドル以上株高でした。

ここのところの米株高のため、いわゆる「高所恐怖症」になっており、長期投資とはいえなかなか買う気になれませんね。

8月は買い控えとなってしまいそうです。

さて、今週は子供から風邪をうつされ散々な一週間でした。

子供は全力でウイルスをうつしに来ますので、一緒に住んでいる以上どうにも感染を防ぎきれないですね。

健康第一主義がお恥ずかしい限りではありますが、この先もいろいろ保育園からもらってきては、家庭内クラスターを引き起こすのでしょう。。。

抗原検査もしましたので、もちろん新型コロナは陰性で、おそらくは旧型コロナでしょう。

熱は出ないのですが、鼻水、咳、倦怠感と頭痛というスッキリしない毎日でありました。

昨日あたりから、ようやく調子を取り戻して来た感はありますが、ブログも更新せず、スポーツジムにも行かずとにかく横になっておりました。

こう体の調子が悪いと本当に思考が後ろ向きになるといいますか、どうもネガティブ思考になってしまいがちでした。

健全な精神は、健全な肉体に宿る」とはよく言ったものです。

ですが、世の中には障害者でも立派な人もいれば、歴史上の偉人でも立派な業績を残した人は大勢いますね。

逆に五体満足な健常者でもろくでもない人は大勢います。。。

実はこの言葉、私も額面通りの意味で受け取っていましたが、実際は大分ニュアンスが違うようであります。

よく聞く言葉ではありますが、元々も誰の言葉かもそういえば知りませんね。

そこで、病み上がりなので簡潔に調べてみました(笑)

ユウェナリスの「風刺詩集」

古代ローマの詩人、デキムス・ユニウス・ユウェナリスの著作「風刺詩集」に出てくる一説のようであります。

You ought to pray for a healthy mind in healthy body」(ラテン語の英訳

翻訳機で訳すとこんな感じ「健全な肉体に健全な精神のために祈るべきである」。

ちょっと意味不明ですね。

前後の文脈から「健全な肉体に健全な魂が宿ることを願うべきである」という願望を表現した一説というのが本当の意味だそうです。

「肉体を鍛えれば、健全な精神が宿る」というのはいつの間にか曲解されて一人歩きしたようです。

近代になり曲解?

世界大戦が勃発すると、国民を鍛える必要性からか、誤訳の「健全な精神は、健全な肉体に宿る」がスローガンとしてもてはやされます。

ナチス・ドイツを始めとし各国で精強な軍隊を作る為に利用され、戦後も冷戦期おいては軍隊で、現在でもスポーツ界で使われています。

因みにアシックス社の社名はこの格言をアレンジした頭文字から取っているそうです。

障害者差別とも取られかねませんが、まだまだユウェナリスの本来の意味ではなく、曲解された言葉の方が残念ながら有名であります。

おわりに

戦争に利用された負の側面があるにしても、この誤訳もあながち間違えとは言い切れません。

日々の生活において、高いパフォーマンスを発揮するには、健康な体を維持するのが一番であります。

お金持ちやエグゼクティブがジムで体を鍛えるのは、そんなことも関係しているのかもしれませんね。

やはり体が不健康ですと、心にも負の影響がどうしても出てしまうのではないでしょうか。

 

ではこの辺で、アディオス!