「東欧のブラジル」の継承者【クロアチア】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

カタールW杯は16強が出そろい、既にオランダ、アルゼンチンの2カ国8強進出が決まっております。

日本の次なる相手は人口400万のアドリア海に面したバルカンの小国クロアチアであります。

日本とは過去ワールドカップにおいて、1998年と2006年に対戦し、1敗と1分けであります。

ただ、初出場の1998年フランス大会において、クロアチアは第3位と躍進しております。

クロアチアは元々旧ユーゴスラビア連邦を構成する共和国でありましたが、民族意識の高まりと、東欧の民主化、ソ連崩壊の余波を受け、各共和国は独立戦争に突入し、ユーゴスラビアは崩壊します。

ユーゴスラビアの主要民族はセルビア人でしたが、クロアチア人とは仲が悪かったようです。

ただ、セルビア人とクロアチア人と言っても、我々日本人からしてみると、ほとんど差異はありません。

言語も一緒のセルビア・クロアチア語とよばれるものを使用し、お互いの意思疎通に当然問題はありません。

何が違うかというと、クロアチア人はカトリックを信奉し、文字はラテン文字を使い、セルビア人はセルビア正教、キリル文字とラテン文字を使用しています。

例えていうなら、東京人は平仮名を使用し、浄土真宗なのに対して、大阪人は片仮名を使用し、日蓮宗を信奉しているような感じでしょうか。

凄惨なユーゴ内戦とは似たもの同士による近親憎悪の様相を呈していたようです。

かつてのユーゴスラビア時代、サッカー強国として知られ、ユーゴは「東欧のブラジル」と呼ばれていました。

Jリーグ史上最強の助っ人外国人と言っても過言ではない、「妖精ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチ氏はセルビア人であり、旧ユーゴスラビア代表でもありました。

旧ユーゴスラビアは昔からタレント揃いで、ユーゴ分裂後はそれぞれの代表に名を連ね、98年クロアチア躍進の原動力ともなりました。

前回ロシア大会も準優勝をしておりますので、決して小国だからと言って侮れない相手であり、完全に日本の格上であります。

当のクロアチアは日本と当たることを喜んでおり、クロアチアメディアは「宝くじに当たった」と表しております。

恐らくクロアチアは8強進出は確定したものと思っていることでしょう。

ドイツ、スペインを破ったとはいえ、まだまだ舐められていますね。

相当な難敵ではあるものの、ここは一つ、クロアチアを撃破して目に物見せて頂きたいものであります。

当然後半から、堂安選手と三苫選手を投入して、攻撃のギアを上げる日本の戦術は研究されてるでしょうから、同選手は徹底的にマークされそうですね。

森保監督はどのような戦術を取るのでしょうか。

24時からなので、私は見ませんが、起きた時にどうなってるか非常に楽しみであります。

また、長友選手の「ブラボー」が聞けるでしょうか。

ブラボーは今年最後の流行語になりそうですね(笑)

 

ではこの辺で、アディオス!