好意【影響力の武器】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

今回も騙されない賢い消費者になる為に、「影響力の武器」より6つの承諾誘導の4つ目、好意について解説します。

 

簡潔にいうと、好意を持った相手のいうことは聞いてしまいがちということです。

好きな歌手や俳優の服や持ち物に影響された覚えが誰にでもあると思います。

私の場合は元ボウイの氷室京介の大ファンですので、髪型やサングラス、そして彼の愛用しているアクセサリーであるクロムハーツを買ったことがあります。

ドケチなこの私に生活に不用品である高価なアクセサリーを購入させてしまうほど、好意の影響力とは強力なのです。

友達になるのは、意図がある

見た目が良かったり、自分と似ている人(年齢、出身地、出身大学その他)に対して、我々は好意を抱きやすい心理的現象があります。

自分に好意を寄せてくれ、お世辞をいってくれる人に対しては悪い気はしないですよね。

デキる営業マンは見た目に気を遣い、とてもフレンドリーな人が多いですね。

中には本当に人が良さそうで、プライベートでもお付き合いしたい人もいます。

もちろん彼らが我々に対し多大な好意を示すのは理由があります。

それは営業マンに対し、好意を抱くように仕向け、自分の売りたい商品を売る為です。

自分が好意を頂いている人が、「良い」といっているものは、熟考することなくいつのまにか買わされてしまうことがあります。

デキる営業マンたちが見た目が良く、人当たりが好いのは訳があるのです。

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投資をする上で相談してはいけない人の外見的特徴【完全に独断です】

ハロー効果

好意を抱いてしまうと、実際以上に過大評価してしまうことをいいます。

面白いことに裁判の結果も身体的特徴や体格の影響を受けるのだそうです。

外見の良い人が有利な判決を受けやすいという一見信じられない研究結果もあります。

罪を軽くしたい場合は判事に好かれるべし、ということです。

分かりやすい例えでは「怖い刑事と優しい刑事」のコンビです。

怖い刑事がひたすら恫喝した後で、優しい刑事がソフトに口説き落とすひと昔前の刑事ドラマに出てくるアレです。

容疑者は優しい刑事に対して、好意を頂き、救世主のように信頼してしまうのです。

または恋愛中は相手の欠点が見えず、良い処ばかり見えるのは典型的なハロー効果です。

ハロー効果はネガティブにも作用します。

一度悪い印象を持たれると、たとえ良いことをしても容易にその評価は覆りません。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというやつですな。

まとめ

人は自分が好意を感じている相手に対してイエスといってしまう傾向があります。

好意によって自分にとって不必要な影響を防ぐには、自分の過度の好意に敏感になることです。

相手に対して極端に好意を感じたら、好意の影響力から一歩退いて、相手の要求を冷静に吟味することです。

いい人そうだから、地元が一緒だから、共通の趣味がある等々だけで思考停止せず自分にとってメリットがある要求か考えましょう。

 

ではこの辺で、アディオス!