マネーリテラシーに目覚めた日【臥薪嘗胆】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

臥薪嘗胆」という言葉をご存知でしょうか。

中国の故事で、薪の上で寝ることの痛みを自ら与えることで受けた屈辱を忘れないようにする臥薪

その一方で苦い胆(きも)を嘗(な)めることで屈辱を忘れないようにした嘗胆がある。

要は屈辱や失敗を忘れない為に自らを戒めることです。

徳川家康が三方ヶ原の戦いで武田信玄にボロ負けした時にこの失敗を忘れない為に書かせた絵など有名です。

引用元:ウィキペディア

 

また、とあるFIRE達成者は投資として買った絵が実は二束三文の価値しかなく騙されてしまいました。

そこで2度と同じ失敗を繰り返さない為にその絵を飾り続けているそうです。

私の場合は今も働いている会社のとある出来事がそれに該当します。

同時にマネーリテラシーに目覚めたきっかけでした。

マネーリテラシー以前の生活

マネーリテラシーに目覚める前の生活は給料を全部その月に使い果たしていました。

当然貯金も無し。

お金の使い道は、合コン、パーティ、デートがほとんどでお金が余れば服を買うという生活です。

会社帰りにコンビニに必ず寄って、ジュースや甘い物を買っていました。

将来について漠然とした不安のあるものの今が楽しければいいと思っていましたし、自然と何とかなると思っていた節もありますね。

そんな生活が40歳まで続きます。

会社でのとある出来事

あまり詳細に書くと身バレする恐れもありますので、ざっくりとしか書けませんが、40歳のある日マネーリテラシーに目覚めるきっかけとなる出来事が起こります。

私の所属している課である問題が起き、連日課全体で社長から詰められていました。

解決にはなかなか難しい面もあり、またその問題は課長の担当が大きくウェイトを占めていました。

私もまったく責任がないわけではないですが、占める割合はそんなに高くありませんでした。

しかし、ある日出社すると社長から社内メールで私を名指しで「この問題はBOTAが原因でした」と問題の所在が書かれていました。

課全体の問題が一個人の問題に一夜にしてすり替わってしまいました。

我が社は典型的な中小企業で社長の言う事が絶対の為、反論するすべもなく、私個人の責任のままこの問題はクローズ。

今までの会社に頼っていけば何とかなると思っていた昭和的価値観が音を立てて崩れ去りました。

いざとなれば会社は一社員などいくらでも切り捨てます。

以来、会社に依存せずに生きていく方法を模索するようになり今に至ります。

この出来事が私の臥薪嘗胆になります。

終わりに

この出来事は当時相当ショックでしたが、今ではマネーリテラシーに目覚めるきっかけになったので感謝しています。

もしこれが無かったら、もう少しマネーに気づくのが遅れたことでしょう。

もしかすると未だに散財しているかもしれません。

とある起業した人が、「給料とボーナスは麻薬」と発言したようですが、よくわかります。

私も臥薪嘗胆と偉そうに言っていますが、月給がよい月があったり、ボーナスが多いとこの出来事を忘れそうになります。

もうヤダ、辞めたいと思っているときにボーナスが支給されると、人間は「もう少し頑張るか」と思ってしまう生き物です。

そして、麻薬のように止められなくなってしまいます。

臥薪嘗胆を忘れずに会社に利用されるのではなく、今後も利用していくつもりです。

まだまだ経済面で依存しておりますので、徐々にその割合を減らしていきたいですね。

しっかし、決して会社の人間には見せられない記事を書いてしまいました(笑)

 

ではこの辺で、アディオス!