¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
ウクライナのゼレンスキー大統領が米国議会で演説し、日本の真珠湾攻撃と9.11を同列に語っておりました。
確かに真珠湾を引き合いに出すのが、米国人の心の琴線に触れやすいのですが、軍事施設を狙った真珠湾攻撃と民間人及び民間施設を標的にしたテロ行為は全く別物です。
国家存亡の危機において、莫大な支援をしてくれる米国の支持を得るためとは言え、日本人としては非常に不愉快であります。
日本の国会で演説する時は、東京大空襲や広島、長崎を引き合いに出すのは米国がへそを曲げそうですのでさすがに難しいでしょうか。
ウクライナ戦争はロシアが雪解けと共に文字通り泥沼に嵌り始めており、なぜか侵略する側が外国人兵や学徒出陣、徴集兵を動員するなど敗戦末期の様相を呈しています。
大方の予想を裏切りウクライナの勝利が見えてき始めており、もうひと踏ん張りというところでしょうか。
さて、有事の際に買われるものとしては、ゴールドがありますが、我が国の通貨、日本円も「有事の円買い」として長らく有名でした。
しかし、今回のウクライナ戦争では有事の円買いは起きず、逆に金利の上昇を追い風にドル高円安になっております。
米国株を円で買い付ける投資方法をしていますので、既に保有している銘柄の評価益は上がりますが、新たに買おうとすると割高になってしまいますので、複雑な気持ちですね。
為替について専門家ではないので、この先どうなるか分かりませんが、対ドルで125円まであがるという見方が多いようです。
この先、円高はもう無いのでしょうか。
「有事の円買い」とは
簡単にいうと世界で災害や戦争が起こると、安全通貨、逃避通貨とよばれる日本円に資金の逃避先として資金が集まることであります。
そうなるともちろん、円高方向に振れることになります。
有事の円買いが起こる理由としては、31年連続世界一の対外純資産残高に裏打ちされているといわれています。
対外純資産残高とは
政府や企業、個人が外国に保有する資産から負債を差し引いたもの。
資産は政府の外貨準備高、銀行の対外融資、企業の対外投資といった額を合計。
しかし、今回のウクライナ戦争では有事の円買いが起こらず、急激な円安になりました。
朝のモーサテでは対外純資産残高2位のドイツに追いつかれつつあることや「成熟した債権国」から「債権取り崩し国」へ移行していることなど、日本円の魅力が薄れつつあることが一因であるというような説明がなされていました。
結局は低い成長率などで経済が縮小していることが影響しているのでしょう。
このまま「弱い円」となってしまうのでしょうか。
どうする?米国投資
仮に対ドルで130円になったら、円で米国株を買うのになんだか躊躇してしまいますよね。
でもどうしても米国に投資したい場合のひとつの最適解として、日本円による米国ETF投資があります。
日本円で買えるナスダックやS&P500に投資できる代表的なものを上げてみました。
【2558】MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信
【2633】NEXT FUNDS S&P 500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信
【2631】MAXIS ナスダック100上場投信
【1655】iシェアーズ S&P500 米国株 ETF
【2568】上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし
もちろん東証で取引されておりますので、日本円で取引が可能です。
私も【2568】を10口ほど持っています。
米個別銘柄を買わないのであれば、ひどい円安時にはひとつ選択肢となりうるのではないでしょうか。
おわりに
円は低成長、低金利の何の魅力も無い通貨として、今後円安が定着する可能性は高いですね。
この先円が買われる要素があまり見当たりません。
1ドル125~130円は覚悟しといた方が良いかもしれません。
そう思うなら、今のうちにドル転しておけという話になりますが、少し前まで114円台だったドルを今買うのもためらわれます。
ついついちょっとしたら114円に戻るのではないかと思い、結局ズルズル120円越えて、結局買えずというパターンになる気がします。
なかなか決断は難しいですね。
ではこの辺で、アディオス!