政冷経冷へ!?【日中関係】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

高石早苗自民党政調会長が経済安全保障担当大臣に就任しましたね。

今朝のモーサテでも言っておりましたが、岸田内閣が掲げる2大政策は防衛と経済安全保障が前面に打ち出されております。

防衛力強化もさることながら、長年中国に利用され尽くしてきた、日中経済面での別れの日が近づいております。

日中関係は政治は常に緊張を孕んでいるものの、経済面では密接であるとし、「政冷経熱」と称されておりました。

それが、ようやく日中デカップリングが実現しそうな気配が出てきました。

モーサテでは長期的に経済関係を疎遠にしていかなければならないものの、実際は難しいようなことを申しておりました。

曰く「日本企業にとってダメージが大きい」そうで、日本にとってはデメリットしかないようです。

果たしてそうでしょうか。

経済というのは相互依存関係であります。

現在ロシアがエネルギー資源をネタに欧州を脅しておりますが、これはロシアにとっても上客を失う諸刃の剣であります。

同じことが、日中関係にも言えるでしょう、

確かに中国に進出している日本企業が撤退するといっても、長年に渡り投資してきた中国国内の設備をどうするのかという問題もあります。

中国にしても、いろいろなキーデバイスを内製化しようと頑張っているようですが、まだまだ道半ばであります。

特に共産党政府が旗振り役となって、半導体を始めとしていろいろな分野に助成金を投入しているようですが、そこは中国であります。

内製化に向けて頑張っていると見せかけて助成金だけ頂いてしまう、不届きな企業や団体も多いのです。

まだまだ外国製、日本製に頼っている部分がかなりあります。

話に聞くと人民解放軍の武器にも日本製や外国製の部品が使われているとか。

日本企業にとっても、中国国内の設備や、中国の販路を失うことになりますが、経済安全保障上、望ましくない国との交易は最低限にすべきであります。

日本は天安門事件以降、真っ先に中国を助け、巨額のODAや技術援助を行ってきました。

欧米も競って中国大陸に進出し、「経済発展すれば、いずれ中国は民主化する」との幻想を抱いておりました。

しかし、蓋を開けてみれば、日米欧の援助で「巨大な経済力を持った怪物」を作り上げてしまったのです。

中国の民主化期待は欧米の勝手な妄想なので、中国からすれば「何を勝手に期待しとんねん」といったところでしょう。

かくして日米欧の技術を急速にキャッチアップしていき、中国は世界第二位の経済大国に踊りでました。

2030年代には一時米国を抜き、第一位になるという予想もあります。

日本も散々な目にあっており、新幹線の技術をまるパクされ、親切にも中国人留学生(スパイ)にお金まで与えて、最先端技術を学ばせて、結局その留学生は中国に帰ってから日本を狙う極超音速ミサイルを完成させました。

本当に我が国はお人好すぎますね。

高市経済安保大臣には、一刻も早いスパイ防止法の成立を期待したいですね。

結局何が言いたかったかというと、一日でも早い中国経済依存の脱却と、日中デカップリングをしたからと言っても、日本だけがデメリットがあるわけでは無いということです。

悪い隣人とは早く手を切って、気の合う仲間とだけ付き合っていきましょう。

何にしても時代はグローバリズムが終焉し、新しい経済安全保障の時代へと変わりつつあります。

日本としても、海外の工場が国内回帰するなど、設備投資が活発化しております。

一時産業空洞化などが問題になっておりましたが、これを機に日本の製造業も盛り返しを期待します。

もしかすると、日中デカップリングが日本復活の起爆剤になるかも。

 

ではこの辺で、アディオス!