FIREへの必需品【配当】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

FIREという言葉がここきて急速に世間に浸透してきた感じがします。

いろいろな方のFIREの方法がテレビや書籍で紹介されています。

FIREを目指すやり方は人それぞれでありますが、なんといっても大半の人が投資とそれによって得られる配当をFIRE後の生活資金の軸にしているのではないでしょうか。

まさにFIREさんにとっては、目指す過程と達成後において投資の配当は重要な位置付けにあります。

配当を再投資したり、生活資金へ充てたり、使い方はそれぞれですね。

私の場合は再投資に使っています。

再投資するのであれば、勝手に再投資され税金も掛からない投資信託の方が良いという意見もありますが、こちらは人それぞれの好みでしょうか。

私は配当が入った方がモチベーションが上がるので好きですね。

今回はそんな、みんな大好き配当について簡単に調べてみました。

配当とは

企業が株主に利益を分配することをいいます。

ギャンブルや保険も配当といいますが、ここでは企業の配当のみ扱います。

そもそもの歴史は大航海時代のヨーロッパから始まっており、海難事故の多かった当時、航海への出資者に対し、リスクを負う事への対価として、航海成功後の利益を分配したのが始まりです。

現代においては、通常は決算時に分配されますが、特別配当、記念配当といった特別利益があった時や会社の記念の年などに分配される配当もあります。

配当は企業の業績により左右されますので、必ずもらえるわけではありません。

日本においては年2回、海外などでは年4回支払われることが多いようです。

では次に配当利回りが高い銘柄を見ていきましょう。

配当利回りとは

購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値。

但し、配当利回りが高いから、買っていい銘柄とは限りませんのでご注意下さい。

株価が下がったため、利回りが高くなっている可能性もあります。

日本高配当株 TOP10

順位 コード 市場 名称 取引値 1株配当 配当利回り
1 9904 東証2部 (株)ベリテ 7/2 454 40 8.81%
2 6535 東証1部 (株)アイモバイル 7/2 1,603 100 6.24%
3 2914 東証1部 JT 7/2 2,125.50 130 6.12%
4 9434 東証1部 ソフトバンク(株) 7/2 1,450.50 86 5.93%
5 8093 東証1部 極東貿易(株) 7/2 2,488 145 5.83%
6 1852 東証1部 (株)淺沼組 7/2 4,545 260 5.72%
7 7494 東証1部 (株)コナカ 7/2 362 20 5.52%
8 6257 東証JQS (株)藤商事 7/2 911 50 5.49%
9 6178 東証1部 日本郵政(株) 7/2 924.6 50 5.41%
10 8893 東証JQS (株)新日本建物 7/2 409 22 5.38%

長らくJT(日本タバコ)が高配当として、投資家から人気でしたが、今年に入り上場以来初の減配(配当を減らすこと)をしています。

米国高配当株 TOP10

順位 ティッカー 市場 名称 取引値 1株配当 配当利回り
1 MO NYSE アルトリア・グループ 7/2 47.53 3.44 7.10%
2 OKE NYSE ワンオーク 7/2 57.39 3.74 7.02%
3 T NYSE AT&T 7/2 29.23 2.08 6.95%
4 WMB NYSE ウィリアムズ 7/2 26.94 1.64 6.22%
5 XOM NYSE エクソン・モービル 7/2 63.17 3.48 5.91%
6 KMI NYSE キンダー・モルガン 7/2 18.57 1.08 5.77%
7 CVX NYSE シェブロン 7/2 106.07 5.36 5.09%
8 VLO NYSE バレロ・エナジー 7/2 78.07 3.92 5.08%
9 PM NYSE フィリップ・モリス 7/2 100.3 4.8 5.01%
10 IBM NYSE IBM 7/2 140.02 6.56 4.60%

10位中6銘柄がエネルギー関連が占めています。

オールドエコノミーの企業がばかりですね。

GAFAMを始めとしたハイテク企業は利益を配当に回さず会社の成長に投資しておりますので、結果として配当は少ないけど成長していくため株価のリターンが高くなっています。

配当が高い企業ほど成長幅の少ない企業といえるでしょう。

米国高配当ETF TOP10

順位 シンボル 市場 取引値 1株分配 分配金利回り 分配金利回り
1 PFF NYSE 7/2 39.3 0.154084 4.70% 4.70%
2 INKM NYSE 7/2 35.75 0.389431 4.36% 4.36%
3 JNK NYSE 7/2 110 0.390647 4.26% 4.26%
4 HYG NYSE 7/2 88.06 0.291521 3.97% 3.97%
5 SPYD NYSE 7/2 40.36 0.398912 3.95% 3.95%
6 EMB NYSE 7/2 112.1 0.355466 3.80% 3.80%
7 DVY NYSE 7/2 117.4 0.993239 3.39% 3.39%
8 VDE NYSE 7/2 77.01 0.6582 3.42% 3.42%
9 HDV NYSE 7/2 97.47 0.810317 3.33% 3.33%
10 IGF NYSE 7/2 46.02 0.677681 2.95% 2.95%

Bloombergで調べまてみました。

すぐに順位は変動すると思いますが、直近の配当利回りはこんな感じです。

我らが高配当ETFの本命SPYDは5位に食い込み、同じくHDVも9位に入っております。

まとめ

配当はFIREを目指すにあたり外すことが出来ない重要なツールです。

ただ、配当利回りの高い銘柄だけを集めるのも危険であります。

高配当であっても、利益が悪かったり、年々減配しているような企業もあります。

一概に配当利回りの良い銘柄=優良企業とは言えませんので非常に注意が必要です。

高配当銘柄を選定するには面倒かもしれませんが、売上高、EPS、営業利益率、自己資本比率、営業活動によるCF、現金、1株当りの配当金、配当性向は目を通す必要があります。

こうやってみると日本株TOP10の企業でもなかなか投資出来る会社が実は少ないのがよく分かります。

命の次に大事なお金を守るためにも高配当銘柄は気を付けて投資をしましょう。

 

ではこの辺で、アディオス!