¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
テレ東のモーニングサテライトで、天候を人工的に制御するというニュースをやっていました。
内容的にはサラッと終わってしまいましたが、人類はついに天気もコントロールする時代になりつつあるのですね。
まるでSFの世界の様ですが、そういえば2008年の北京オリンピックの時に中国政府は人工的に晴れにしていたような気がします。
中国の軍事パレードではいつも雲一つない青空ですが、これも人為的という噂もありますね。
人類は既に天気の一部を制御しているといっても良いでしょう。
モーサテのニュースではあまり詳しくは無かったので、ネット上で調べてみましたが、こちらもさほどヒットしませんでした。
神の領域である天気を変える技術ですが、私が考えているより注目度は高くないようです。
今回は乏しい情報の中、どういった天気を変えられるのか、ピックアップしてみました。
人工降雨
人工的に雨を降らせる実験は意外に古く1946年アメリカで行われています。
以降、アメリカはもちろん、ロシア、中国、日本でも実験が行われ、実用化もされているようです。
シーディングと呼ばれる方法を主に使っており、これは雨雲に強制的に雨を降らすという方法であります。
私は雨を降らすには雨雲を作るものとばかり思っていましたが、どうやら違うようですね。
雨が降る仕組みは省きますが、ドライアイスやヨウ化銀を雲に散布することで、雨の元を強制的に作り出し雨を降らせます。
雲に散布する方法は飛行機やロケット又は対空砲によるものがあります。
2008年の北京オリンピックでは逆にこの降雨技術を開会式当日を晴天にするために使用しております。
開会式当日の予報は雷雨だった為、中国当局は開会式の数時間前に1000発以上のヨウ化銀のロケットを打ち込み、北京市周辺で雨を降らせる「人工消雨」作戦を実施しました。
そのおかげか、開会式は見事に晴れております。
台風制御
温暖化の影響で日本列島周辺では台風が発生しやすくなるとされています。
確かに年々台風の被害が増しているような気がしますね。
毎年どこかで、水害が発生しております。
そこで、内閣府は人為的に台風の勢力を落とす台風制御の研究を支援していくようであります。
2050年までに重点的に台風制御や気候制御の分野の研究費を支援していくそうです。
台風の勢力を落とす方法は、航空機などで台風の目に大量の氷の結晶をまくことにより、エネルギーを削ぐことが出来るそうです。
この方法も実は結構昔から行われていて、古くは1969年にアメリカでハリケーンに対して行われています。
その後、あまり台風制御の話が出てこないところをみると、技術としてはまだまだなのでしょう。
実用化のレベルまで達することが出来るのでしょうか。
いずれにしても、近年台風は大型化しておりますので、勢力を弱める技術は必要であると思います。
関連銘柄
台風制御や人口降雨技術にかんする関連銘柄は無いですね。
官主導のためか、民間企業は絡んで無いのでしょう。
確かに民間が開発した処で、あまり利益を望めないですね。
気象関連の銘柄はありますが、気候制御とはまた違うので、今のところ関連銘柄は見当たりません。
あまり投資のタネとしては期待できない分野なのかもしれませんね。
おわりに
台風の被害が減るのであれば、個人的には賛成でありますが、自然に手を加えるという倫理的な議論にもなりそうです。
今まで散々自然に手を加えてきて、何を今さらとも思いますが、天候に人間が介入することへ否定的な見方をする人もいるのでしょう。
中には台風に政府が有害な物質を撒くのではという陰謀論を唱える人もいるようです。
有害な物質を撒いたところで政府は何がしたいねん?と思ってしまう意見であります。
陰謀論は置いといて、日本は世界の中でも特に自然災害の多い国であります。
台風もそうですが、地震を制御する技術があればいいのですがね。
ドラえもんの道具にも無さそうなので、やっぱり無理なんですかね。。。
ではこの辺で、アディオス!