自治体の明暗を分ける?【明石市子育て支援】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

子育て真っ最中の我が家の関心事は、なんといっても政府、自治体の子育て支援であります。

大げさではなくこのままでは大和民族の消滅が危惧されるくらい少子化対策が上手く行っていません。

岸田政権もまだまだ少子化対策に本腰を入れているようには見えませんね。

各自治体もあの手この手で子育て支援に乗り出しています。

手厚い支援をしないと人口が増えず、自治体同士による人口の奪い合いも起きており、少なくなるパイの奪い合いの様相を呈しております。

そんな中、9年連続人口増を達成している自治体があります。

関西の兵庫県明石市であります。

明石海峡大橋や明石焼きで有名ですが、私も大昔近くに住んでいましたが、失礼ながらこれと言って特徴のある自治体ではありません。

果たしてどんな政策により、人口増に成功しているのでしょうか。

明石市に日本再生のヒントがあるかもしれません。

出生率1.62

日本全国の出生率は21年で1.30でした。

もはや巨大な人口を抱える首都圏でさえも人口減が始まっており、47都道府県で人口が増えているのは沖縄県のみとなっております。

なぜ沖縄県で人口が増えづ付けるのかはさておいて、我らが明石市の出生率は1.62となっており、沖縄の1.87には負けるものの、全国的にはかなり高い部類に入ります。

明石市人口増の立役者は現職の泉市長であります。

手厚い子育て支援策に対し、最初の頃、高齢者や商売人たちは懐疑的で反対の立場だったそうな。

ただ政策を進めていくうちに、子育て世代が増加することにより街全体が活性化し、商売人たちは儲かり、「孫が喜ぶ」ということで高齢者からの支持も得られているようです。

5つの無料化

明石市の子育て支援は現金の給付ではなく、無料化にあります。

5つの無料化とよばれる「医療費、保育料、おむつ、給食費、遊び場」を無料とすることにより、子育て世代の負担を軽減しております。

我が家は医療費は無料ですが、あとは有料なので、この支援は相当手厚いですね。

保育料は所得よって決められますが、結構な負担ですので、素直に羨ましいですね。

おむつも我が家は2人分ですので、月に1万円近くかかり、ボディブローのように家計に効いていきます。

上の子が早くおむつを取れれば良いのですが、トイレトレーニングがなかなか進みません。。。

学校に行くようになれば、給食費無料も当然助かります。

毎回公園ばかり行くわけにはいかないので、遊び場が無料なのも良いですね。

明石市では屋内アスレチック、キッズランド、博物館などが無料の様です。

これなら安心して、2人目、3人目も生む気になれますね。

我が自治体も導入して欲しいですね。

もちろん、良いことばかりではありません。

人口増による地価高騰、待機児童の増加や、学校の不足という問題もありますが、周辺自治体も明石市に見習うことで、これらの問題は解決できそうです。

おわりに

首都圏でも海老名市が子育てしやすい自治体として有名ですが、各自治体レベルに頼るのではなく、国全体として、早急に政策を打ちださなければなりません。

明石市のような結果の出している良いロールモデルがありますので、大いに参考にするべきです。

人口30万の自治体と1億2千万の国とでは、すぐ出来ることと出来ないことがあるのは分かりますが、あとは「やる」という岸田首相の決意次第なのではないでしょうか。

子育て真っ最中なので、個人的に子育て支援は非常に関心事が高くなりますね。

明石市長も言っていましたが、今や高齢者世代に向けた「シルバー民主主義」が終わり「子育て民主主義」の時代になりつつあります。

大げさではなく民族の興亡がかかっていますので、各政党が子育て支援に力を入れてくれることを期待します。

 

ではこの辺で、アディオス!