¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
梅雨と4度目の緊急事態宣言、反五輪論争やバルサ選手のアジア人蔑視発言など気が滅入ることばかりであります。
そんな気分に比例するように日米株価は共に冴えないですね。
冴えない方が押し目買いのチャンスなのですが、人間勝手なもので資産総額が減るのであまり下落するのも気に入らないものです。
先日、バンガードを記事にした際、世界1位の総資産運用はブラックロックというのを始めて知りました。
名前くらいは聞いたことはありましたが、どんな会社でどんな金融商品を提供して、いかにしてあのバンガードを抑えて世界1位になったのか、興味をもちましたので少々調べてみました。
というわけでブラックロックをざっくり簡単にご紹介致します。
ブラックロックとは
1988年にユダヤ系アメリカ人のローレンス・フィンクらを中心として設立されました。
やはり金融関連というとユダヤ人が強いですね。
もっと老舗かと思っていましたが、意外と設立年が新しく創業33年の若い企業です。
歳をとってくると1980年代後半あたりからは最近の扱いになります(笑)
ブラックロックのモットー(パーパス)は「より多くの方々が豊かな生活を送ることができるよう、サポートすること」であります。
創業以来、人々の資産運用を通じて豊かな人生設計に貢献することに情熱を傾けた結果、現在、世界24カ国に拠点を構え、約1万人以上の社員を抱える世界最大の巨大投資運用会社となりました。
このブラックロックはバンガードのカリスマ投資家のジョン・ボーグルのような有名人がいるわけでもなく、創業者で現会長のローレンス・フィンクにはウィキペディアの日本語ページすらありません。
ブラックロック自身の歴史にもこれといって派手なエピソードもありません。
言い方は悪いですが、非常に地味な企業であります。
ブラックロックのモットーに従い、地道にコツコツと顧客の信用を勝ち取った結果、気が付いたらバンガードを抜き、世界1位になっていたということでしょうか。
結局、派手なパフォーマンスや言動などをせず、地道にコツコツが正解ということなんですね。
なにやら積立のインデックス投資に通じるものがあるような気もしますな。
iシェアーズ(iShares)ETF
ブラックロックといえばETF市場で世界最大34%のシェアを誇るiシェアーズ(iShares)シリーズであります。
国内株式投資対象とするiシェアーズETFもありますが、ここでは米国ETFをいくつかご紹介します。
IVV
S&P500に連動し、米国の主にGAFAMやテスラなどの大型株を保有しています。
HDV
ご存知、FIREさん御用達の米国高配当ETF御三家の一角であります。
SPYDが尾張徳川家で、VYMが水戸徳川家だとすると、HDVは紀州徳川家といったところでしょうか(なんのこっちゃ?)
私もHDVは保有しており、押し目があれば買い増す予定のお気に入り銘柄であります。
因みに利回りランキングTOP10の常連さんです。
HYG
iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETFが正式名になります。
個別で買うにはリスクの高い社債を集めたETFです。
その代わり利回りは3.97%と高いですが、ややリスクのあるETFです。
AGG
私も少量保有している債券ETFです。
債券は暴落時でも下落幅が狭いことから、低リスクで運用したい方に人気です。
特にこのAGGは経費率0.04%と低く、投資先の約7割が格付けAAAであり、倒産リスクも限りなくゼロの安定したETFであります。
EWA
iシェアーズMSCIオーストラリアETF、主にオーストラリアの大型株を保有しています。
最近の豪中対立の行方が気になりますが、まだまだ経済成長の余地があり、ポテンシャルの高い国です。
投資系Youtuberの高橋ダンさんが紹介しており、以前からオーストラリアは気になっていたので少量保有しています。
但し、日本の証券会社からは購入できず、唯一サクソバンク証券から買えますが、特定口座がなく一般口座のみという処が難点です。
その他のiシェアーズETFでは米国リートのUSRTなど保有しています。
個人的にiシェアーズはあまり保有していないと思っていましたが、よくよく見てみるとそこそこ持ってました。
流石は世界最大シェアであります。
資産形成するにはブラックロックの金融商品は避けて通れないということでしょうか。
おわりに
派手さはない代わりに真面目に地味にコツコツと世界を制覇したといった印象の企業ですね。
バンガードが豊臣秀吉なら、ブラックロックは徳川家康ですね(今日は歴史の例えが多い)
今まであまり注目していなかったiシェアーズシリーズにですが、探してみると掘り出し物の優良ETFが見つかるかもしれませんね。
またはブラックロックの株価か。
現在1株900ドル前後。
ちょっと手をだしにくい株価ですな。やっぱ買うならETFですね(笑)
ではこの辺で、アディオス!