¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
株式市場は夏枯れ相場に向かい、暫くは横ばいでしょうか。
こういう時間を利用して、ゆっくり銘柄選定も良いですね。
銘柄を選ぶ基準は人それぞれですが、私はバフェット信者ですので、やはり長期で利益の出そうな参入障壁の高い企業を選びたいですね。
日本のバフェットと呼ばれる農林中金の奥野一成氏の著「教養としての投資」にもしつこいくらい参入障壁という言葉が出てきます。
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本書では盛んに参入障壁の高い企業に投資せよと勧めております。
参入障壁の高い企業とはどんな企業なのか?
そもそも参入障壁とはなんなのか、ざっくり説明してみます。
参入障壁とは
新規に企業が市場に参加しようとするときの難易度であります。
例えば資金力のない新興企業がいきなり新幹線の製造・運用に参入するのは無理ですよね。
このように誰にでも簡単にマネのできず、また参入に際して莫大なコストのかかることを参入障壁が高いといいます。
逆に誰でもマネできる市場は参入障壁が低いといいます。
ブログやYoutubeは参入障壁が低いですね。
参入障壁の高い企業の例
コカ・コーラ、ウォルト・ディズニー、ナイキ、ルイ・ヴィトンなどが挙げられます。
または電力、通信、鉄道、テレビ業界など国の許可がいるような業界も参入障壁が高いといえます。
こうした企業は知名度、高い付加価値と圧倒的な競争力を兼ね備えているのが特徴です。
コーラといったらコカ・コーラ社、ミッキーマウスといったらディズニーというように唯一無二の存在である企業がおおいです。
参入障壁のメリット
参入障壁の高いことの利点は、独占市場となるので利益が安定します。
また、過当競争にならないため、品質の低下も起こりづらく、一般消費者にもメリットとなります。
参入障壁のデメリット
独占市場なので競争が起こらず、価格が高止まりします。
サービスの向上も無いため、殿様商売に陥る可能性もあります。
障壁が国の許可だった場合、無許可制になると、障壁によって守られていた企業は競争に負け衰退していくこともあります。
参入障壁の高い企業 日本企業
日本企業で参入障壁の高い企業はどこになるのでしょうか。
国の許可が必要な業界を除いて、私なりに選んでみました。
まずは任天堂【7974】いわずと知れた世界的ゲームメーカーであります。
マリオブラザーズなどのキャラクターはどこもマネができません。
次にオリエンタルランド【4661】コロナ禍で弱っているとはいえ、ディズニーブランドは強力であります。
日本のテーマパークの東京DL一強体制はまだまだ続きます。
前述の奥野氏が挙げたのが信越化学工業【4063】半導体基盤の素材になるシリコンウエハーで世界シェア33%を持ってます。
昨今半導体需要が急増しており、半導体自体は常にアップデートを繰り返していますが、素材は全く変わらず、これからもながらく使用されることが予想されます。
日本企業は縁の下の力持ち的な企業がおおく、特に製造業で世界シェアを大きく締めているような企業が結構あります。
そういった企業を掘り起こして見るのもいいかもしれません。
おわりに
私は長期投資家ですので、株を買うとほぼ永久保有を前提としています。
ですので、銘柄選定において長期的に利益の出せる企業であることが選択肢の一つであります。
個別銘柄はほんの趣味程度しか購入しませんが、改めて参入障壁という視点から銘柄選定してみたいと思います。
もしかすると、他者がマネの出来ない圧倒的にシェアを誇る企業が見つかるかもしれませんね。
ではこの辺で、アディオス!