¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
日本人は世界一仕事が苦痛と感じているというデータがある様です。
昨今のFIREブームも苦痛である仕事から逃れるためのツールである様です。
かくいう私もその一人であります。
残念ながら仕事は楽しいと思って日々業務に取り組んではいないですね。。
私は定時でさっさと帰りますが、中には朝の7時台から夜の19時台まで毎日残って仕事をしている社員も結構います。
以前の私もそうでしたが。。。
そうなると実に1日の半分の12時間を会社で過ごすことになります。
人生の貴重な時間を限られた空間で消費しても良いのでしょうか。
今の会社はフレックスになり、有給も取りやすくなりましたが、以前は他の昭和的企業と同様、残業圧力があり、有給を申請すると苦言を呈されました。
働き方改革と例の流行り病のお蔭でだいぶ会社側のスタンスは変わってきてはいますが、肝心の中にいる社員が昭和的価値観の人がまだまだ一定数いますね。
なぜか日本では仕事はつらいもの、楽して結果を出すのは邪道という決めつけがあるような気がします。
仕事=苦行の固定観念
サイバーエージェントの藤田社長の著書に「憂鬱でなければ、仕事じゃない」というタイトルの本があります。
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私も一読しましたが、かなり昔に読んだのであまり覚えていないのですが、サイバーエージェントを引っ張て来た藤田社長の実体験に基づく至言が書かれた良書であったと記憶します。
しかし、このタイトルはどうでしょうか、あまり賛同しかねますね。
というのはイーロン・マスクやビル・ゲイツが困難に直面したときにいちいち「憂鬱だな」と思いながら仕事をしているとはあまり思えないのです。
どうも彼らはチャレンジするこを楽しんでいるように思えます。
もしかして、藤田氏も本心では憂鬱と思っていないのかもしれませんが。
日本ではこういった仕事は大変でつらいもの、楽しみながらなんてもってのほか、という決めつけがありますね。
ある種の根性論が根強くあります。
しかも日本のサラリーマンは結果よりプロセスにこだわるような気がします。
「結果は出なくてもつらく大変なプロセスを経て頑張ったのだがら評価して欲しい」という姿勢であります。
また、つらければつらいほど仕事をした気になるというマインドも日本人は持ち合わせているのではないでしょうか。
我々日本人は仕事では難行苦行が正義で、楽をする、楽しくするが悪という概念がまだまだはびこっています。
多くの日本人たちが仕事を苦痛に感じているにもかかわらず、会社に長時間居たがるというわけのわからない民族でありますね。
各国のバカンス
「欧米では」とか「中国韓国では」などどやたら外国を持ち上げ日本を貶める人を出羽守(でわのかみ)といったりしますが、私は日本大好きで出羽守ではないですが、こと休暇に関しては出羽守となってしまいますね。
我が国は本当に長期休暇の取りずらい国でありますが、主要各国は長期休暇を取るのが当たり前です。
そのために日々頑張って仕事をしているといっても過言ではないでしょう。
因みに大体の各国の休暇日数であります。
アメリカ 14日~30日
イギリス 20日
ドイツ 30日
フランス 30日前後
イタリア 30日
日本 短い休暇を複数回
先進国の中で日本だけまとまった休みが取れない国であります。
2019年に新婚旅行で連休など合わせて営業日で5日ほど休暇を取りましたが、引き継ぎやらなにやらで大変でした。
欧米並みに1ヶ月も休暇を取ったら机が無くなってそうですね。
30日も休んでいたら、仕事復帰に時間が掛かるという意見もありますが、根詰めてそこまで働くのは一体何のためなのか我々日本人は一度考えた方がいいですね。
おわりに
うちの会社のとある50代の責任者は「今の若い人は納期に関係なく家に帰る。俺らの若い頃は納期を守る為に家にも帰らず仕事をした」と豪語しておりました。
但しその代償は、奥さんが男を作って逃げてしまう「納期守って、家庭守らず」という結果だったようです。
もはや何の為に仕事をしているか分からないですね。
そろそろ我々日本人も一度しかない人生を楽しむことを優先するという働き方を許容してもいいのではないでしょうか。
もし日本で30日も長期休暇がもらえるなら、サイドFIREの目的が旅行の私にしてみれば、わざわざFIRE目指さなくてもよくなりますね。
ではこの辺で、アディオス!