¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
以前より取りざたされている、岸田首相の資産所得倍増プランですが、年末には策定するようですね。
3年間は国政選挙がありませんので、岸田首相もいままでのような、検討使ではなく自分のなすべき政策を腰を据えてやり遂げるでしょう。
となると気になるのは中身であります。
いろいろと我らのNISAについて提言がなされているようであります。
元々NISAを創設する際に参考にしてたといわれる英国の非課税制度であるISAに近いものになるのではとの見方もある様です。
より使い勝手のよい制度になることを期待したいですね。
英国の非課税制度(ISA)
日本のNISAのモデルとなった本場英国のISAはどういったものなのでしょうか。
英国のISAは1999年に始まり、2006年には恒久化されております。
日本の一般NISAが5年、積立NISAが20年の運用期間ですので、日本とは雲泥の差であります。
2008年から年間拠出上限額を引き上げ、2017年以降は2万ポンドにまで引き上げられています。
円換算で現在のレートで約330万円であります。
翻って我が国のNISAは一般NISA120万円、積立NISA40万円というまさに「少額」非課税制度であります。
その他に、株式型NISAから預金型NISAへの資金移動が認められたり、相続ISAを導入するなど改正を進めております。
その結果、英国では成人人口の約半数がISA口座を持つといわれています。
因みに日本では積立NISAが成人の5%、一般NISAが12%であります。
未だ一握りの人しか利用しておらず、勿体無い限りであります。
政府の所得倍増プラン
岸田首相は資産所得倍増として、NISA,iDecoの拡充を示唆しておりましたが、気になる中身への提言がニュースとなっていました。
その中身とは以下のとおり。
NISAの恒久化
積立NISAと一般NISAの併用
年間限度額300万円へ拡大
iDeCoの拠出限度額の引き上げ
従業員持ち株会への税制優遇
高齢者の資産を子供らが代理人として運用する「家族サポート口座」
脱炭素化に向けた資金調達のため「GX経済移行債」を個人向けに発行する
大分ISAの本家英国に近づいた内容ではないでしょうか。
恒久化と限度額拡大は嬉しですね。
嬉しい悲鳴としては、iDecoも限度額引き上げとなると、投資資金の捻出に苦労しそうです。
年間300万投資でき、その上iDecoの支払いも重なると、富裕層にしか使いこなせないですね。
使い方としては短期売買を繰り返して300万円の枠を使う方法くらいでしょうか。
いずれにせよ、NISA改正は大歓迎であります。
おわりに
年末には策定されるという政府の「資産所得倍増プラン」は大注目であります。
特に2024年に一般NISAのロールオーバーがありますので、その辺りがどうなるか。
「無知は罪なり」でありますので、いち早く内容を確認して、利益につなげたいですね。
ではこの辺で、アディオス!