軍事力の時代

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

ウクライナ戦争から早や2週間が過ぎ、マーケットもボラティリティの高い展開ながら、ボチボチ戦争慣れしてきているように感じます。

非日常のはずの戦争が日常と化しつつありますね。

終わりの見えなくなった戦争の行方ですが、ロシアはどんな汚い手や犠牲を払ってでも面子を掛けて、ウクライナを屈服させるつもりです。

そうしなければ、プーチン体制が維持できず、最悪失脚してしまいます。

しかし、長引けば長引くほど、制裁の影響の為、ロシアは内部から崩壊します。

ウクライナの降伏とロシアの経済崩壊どちらが早いか。

私はロシア経済の方が持たないのではないかと思いますが、どうなるでしょうか。

それにしても、後の歴史書ではこのウクライナ戦争は戦争以前と以後で世界に明確な変化をもたらした出来事と記するでしょう。

それは21世紀が軍事の時代に突入したということであります。

グローバリズムが平和をもたらすとされていた時代から、いつ何時侵略戦争が起こるか分からない時代に入りました。

各国は国防力の強化に邁進しはじめております。

防衛費を増額したドイツを始めて、デンマーク、ポーランド、スウェーデン、ルーマニア、バルト3国など対露防衛のために軍事力強化を行い、太平洋地域ではオーストラリアが対中国を念頭に軍事力を増強しております。

日本では防衛費のGDP2%や非核三原則見直しの議論が盛り上がり始めています。

ここでは戦争の是非を問うわけではなく、これからの世界は国連も当てにならず、どこの国も軍隊を派遣して助けてくれないウクライナの現実を見ることにより「自分の国は自分達で守らなければならない」という当たり前のことに気付くきっかけになったということであります。

私は当然平和を欲していますが、何度も言いますが、良い悪いではなく現実としてそうなるという話です。

戦争が怖い、嫌いだから考えないではなく、こらからの国際社会の一つの現実が、力を持つ大国の侵略がありうるということであります。

特に我が国は核を保有する専制国家である、ロシア、中国、北朝鮮に囲まれた、恐ろしい地政学的なリスクがあります。

平和の為には力が必要なのであります。

残念ながらこういう世の中になりますので、これから注目される産業はやはり軍事産業ではないでしょうか。

以前書いた防衛関連銘柄の詳細になります。

有事は防衛関連銘柄を買う

軍事産業はこれから伸びる企業が多そうですね。

そして、これからの戦争で外せないのが、サイバー攻撃とセキュリティであります。

今回の戦争でも当然のようにロシアからウクライナに対して、サイバー攻撃がありました。

ロシアは他にも米国や日本にもサイバー攻撃を仕掛けております。

サイバー攻撃は間違いなくこれからの戦争の前段階の主役になります。

自民党政調会長の高石早苗氏も著書において、サイバーセキュリティに多くのページを割いています。

サイバーセキュリティは国家や企業にとって最重要課題であります。

サイバー関連銘柄は掘り下げて研究したいですね。

今回のウクライナ戦争では情報戦も熾烈を極めております。

SNSが威力を発揮しており、虚実取り混ぜた情報が大量に出回っています。

この戦いでは双方が情報を出し合っていますが、現段階ではウクライナの圧勝の様です。

ロシアからは多数のフェイクニュースが飛び交いましたが、ことごとく見破られております。

以前の戦争では戦争報道は、テレビや新聞の特派員が担っていました。

しかし、ウクライナ戦争では一般人が手軽に画像や動画を全世界に向けてアップしております。

戦争がリアルタイムで分かる反面、フェイクか本物か分からないという問題が常について回ります。

そこで今後はAIアプリによるフェイクチェッカーなどの需要が高まるかもしれません。

これからの戦争形態はフェイクニュース、サイバー攻撃から始まり、本格的な軍事侵攻というハイブリット戦争の流れが一般化しそうですね。

それにしても一夜にして第二次世界大戦以降のいわゆる戦後体制が終焉した形となりました。

ロシアの侵略により、一つの時代が終わりましたね。

国際社会も米国も頼りにはなりません。

日本も本格的な核保有の議論が必要であります。

自主防衛は是非とも推し進めて頂きたいものであります。

株や不動産で儲けても、国が滅んでしまってはどうにもなりませんので。

 

ではこの辺で、アディオス!