¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
菅首相が総裁不出馬を表明してから、日本の政局が慌ただしくなってきました。
安倍前首相は高市早苗氏を支援するようです。
一歩リードしていた岸田氏に迫ることが出来るでしょうか。
個人的には高市氏に期待するところが大きいですが、保守色が強いのでマスコミからは叩かれまくるでしょう。
さて、国民的人気が無かった菅内閣ですが、コロナ禍という未曾有の危機のなか貧乏くじを引く形になりました。
誰もが首相をやりたくない状況で、男気を見せて首相になり、しかも粛々と大仕事を実行してきた菅首相には頭が下がります。
しかし、惜しいのは発信力の弱さと、菅首相自身がリーダーの補佐として力を発揮するNo2タイプだったことが災いしたのかもしれません。
五輪期間中にデルタ株の感染が拡大したという不運も重なりましたね。
誰が首相になっても批判されるこの状況下で仕事人らしく、菅内閣では1年間という短期間に次々と政策を実行しております。
菅首相に敬意を表してその功績をまとめてみました。
菅内閣の実績
携帯料金引き下げ
高止まりしていた携帯3社(ドコモ・AU・ソフトバンク)の料金を政府主導で値下げさせました。
これにより、月々3,000円のプランを各社導入することになりました。
総務省などの調査によると、値下げによる国民負担の軽減は4,300億円に上るとされています。
目に見える形で国民の利益となっています。
デジタル庁
北欧のエストニアなどは行政サービスの90%以上をオンラインで済ますことが出来るそうです。
日本でもいずれは誰かが着手しなければならいないことでしたが、票につながらないのか、後回しにされていました。
今回菅首相の肝いりでデジタル庁が創設され、日本のデジタル化がようやく推進されることになります。
詳細はこちらからどうぞ。
デジタル庁発足!こども庁創設
日本の少子化対策の為、「安心して子を生むことができる、育てることができる社会」の為に2022年に創設されます。
私も子育て真っ最中なので、こども庁には期待しております。
一本化されていない行政をどこまでまとめることが出来るでしょうか。
その辺がこの庁の成否のカギになりそうです。
詳細はこちらからどうぞ。
こども庁で子供は増えるか?コロナワクチン1日100万回
菅内閣の一番の功績はこちらといっても過言ではありません。
遅いと批判されていたワクチン接種を強力に推し進めました。
米医薬品メーカーと直接交渉してワクチンを確保し、無理だと批判されていた「1日100万回」をクリアし、今では接種回数において世界で5番目まで追い上げております。
惜しまれるのは野党の反対の為、接種が遅れ、五輪無観客となってしまったことでしょうか。
もう少し早く対応できていれば流れも変わっていたかもしれません。
不妊治療の保険適用
不妊治療大国と呼ばれる日本ですが、不妊治療にかかる費用は重く、何組ものカップルが途中で治療を諦めてしまっています。
少子化対策への一環として、今年1月から治療1回当たりの国からの助成額を原則30万円に拡充し、さらに2022年度からは今まで適用外だった保険適用をする予定 であります。
しかし、助成金と受けている人にとっては、保険が適用されることにより、逆に自己負担が増えてしまうなど、解決しなければならない課題もある様です。
誰にとっても少ない負担で治療を受けられるよう、次の総理総裁にも引き続き対応して頂きたいですね。
おわりに
外交面ではクワッド(日米豪印)以外目立った動きが無く、あまりパッとしませんが、内政ではしっかりと驚くほどの短期間で結果を出したのではないでしょうか。
コロナ禍という準戦時体制下で、常に野党やマスコミに批判される立場において、この功績は凄いですね。
マスコミは菅内閣の功績を伝えませんが、ある程度時間が経てば、再評価される政権だったのではないでしょうか。
1年という短期間ですが、次世代への繋ぎとして、ちょうど歴史的使命を終えたような気がします。
次は岸田氏か、高市氏か、河野氏か分かりませんが、総裁選からは目が離せません。
ではこの辺で、アディオス!