株を買いたいけどよくわからない時、一番相談してはいけないのは
証券会社の営業マンであります。
始めて株を買う
不動産投資がひと段落した後、100万程資金があったため、
株に投資しようと考えましたが、自分で選んでも損するに違い無いと思い、
知り合いの知り合いが関係する中小規模の証券会社に口座を開いてみました。
担当営業マン氏は親切丁寧に教えて頂き、初心者向けということで、
三菱UFJとキャノンを購入することに。
上がったり下がったりしていましたが、その証券会社はネットで証券口座が無いため、
暫く放置。
転落の始まり
もう100万資金が出来たので、そろそろ次を考えていた処、
件の担当営業マン氏から連絡があり、早速会うことに。
営業マン氏いわく、「現物株じゃあ、儲かりません」
「日経225先物をしませんか?」との事。
SQやら、追証やら話してましたが、当時の私にはチンプンカンプン。
ただ、プロがいうことだし、なんとなく儲かりそうだということでお願いすることに。
それから毎日のように、いくらで買った、売ったの連絡があり、
勝つ日もあれば負ける日もあったのですが、次第に資金が減少。
そりゃ勝敗にかかわらずあんな頻繁に取引されれば、手数料負けしてしまいますわな。
当時は全く何が起きているか分かりませんでしたが。。。
気づけば残高0円になってました。。。
営業マン氏は「すいません」とか「申し訳ございません」だけで済みますが、
こっちは生きた心地がしなかったですね。
破滅へのカウントダウン
そして、件の営業マン氏、真剣な声で曰く「もうひと勝負させて下さい!」
こちらもマイナス100万の損失なので、取り返えさないわけにはいきません。
三菱UFJとキャノンの株を売り再度参戦。
よせばいいのに、まさにサンクコスト効果の罠に嵌ってしまいました。
サンクコスト効果を意識しよう【損切の技術】それから、ズルズル負け越し、何度も追証を払うところまで、
追い込まれた、その年の暮れ。
営業マン氏と面談。
私「どうするんですか、こんなに損失出して!」
営業マン氏「日経は年内に必ずもう一度24,000円を付けます」
私「何度も予想を外してるのに、ほんとですかね~」
営業マン氏真剣な目で「信じて下さい」
そこまで言うならと最後の20万を投入して、最後の勝負に出てもらいました。
・・・翌日
あっさり昨日の終値を割り込み、追証も払えなくなった為、先物勝負は唐突に終わりを告げました。。。
その後日経は19,000円まで下落し、再び24,000円を回復したのは1年後でした。
締めて、221万円の損失。
まとめ
Never ask a barber if you need a haircut.
(髪を切ることが必要なのかを床屋に聞いてはダメだ)
投資の神様ウォーレン・バフェット氏の言葉です。
株を買おうと思った時に証券マンに相談しては駄目です。
彼らは客に儲けさせるのではなく、いかに自分達が設けるかを考えるからです。
相談する相手を間違えてはいけませんね。
教訓
命の次に大事なお金は絶対に他人に渡してはいけない
株の世界はプロも素人も未来の事はわからない
撤退する勇気を持つ
よくわからないものには絶対に手を出さない
投資は自分で考え自分で決める
ありきたりな言葉ですが、相当に高い授業料でしたよ、ほんとに。。。
ありがとうございました。