ソフトバンクG巨額最終赤字に思う

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

孫正義会長兼社長率いるソフトバンクグループが今年4月から6月までのグループ全体の決算において、最終的な損益が3兆1627億円の大幅な赤字となったようです。

未だかつてこれだけの損失を出した日本企業はないそうです。

理由は「世界的な株安」と「円安」であります。

ご存知の通り、ソフトバンクGは携帯通信大手のソフトバンクを傘下に置く、日本を代表する巨大企業でありますが、今や投資会社の側面がメインになりつつあります。

ソフトバンクの投資ファンドである、ヴィジョン・ファンドは、IT系を中心に世界各国のユニコーン企業に投資を行ってきました。

過去のソフトバンクの投資についてはこちらをどうぞ。

ソフトバンクの中南米投資【ラテンアメリカファンド】

そのヴィジョン・ファンドが叩き出していた利益を今年に入り、すべて吐き出してしまったようであります。

孫社長は三方ヶ原の合戦で敗れた徳川家康が自戒を込めて肖像画を描かせたことを例に出し、今回のことを反省材料とするようです。

今後世界的な人員整理、つまりリストラを断行するなど、苦しい選択を迫られそうです。

決算発表後、ソフトバンクGの株価は8月9日に7%を超えて下落しております。

これを踏まえて、改めて思うのは、いかに投資のプロといえども、やはり恒常的に勝ち続けることは出来ないということであります。

私のような素人より、はるかに時間を使って日夜投資のことを考え、生業にしている人たちでさえ、損失を出すのです。

以前からプロでも素人でも、先のことが全く分からないのが株や投資の世界と思っておりましたが、今回のソフトバンクの件はその思いを新たにさせてくれました。

ともすれば我々素人というのは、いかにも専門家然とした人や証券アナリストの言うことを信じてしまいがちであります。

投資系Youtuberの方々の言説もしかりであります。

やはりそこは参考とするだけで、あくまでも自分主体で自分で考えて、自分で最後は決めなければなりませんね。

ソフトバンクGの株価は高いのと、配当利回りが低いので買う予定はありませんが、傘下のソフトバンクは現在の株価1505円、配当利回りも5%越えとなかなか魅力的なのであります。

親がこけてますので、このまま連れ安となれば、欲をいえば1200円台くらいで拾いたいものですね。

 

ではこの辺で、アディオス!