横領して投資する人の心理

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

世の中で後を絶たないのが会社のお金をネコババする、いわゆる「業務上横領」であります。

何千、何億という単位のお金を扱っていると、つい自分の物と錯覚してしまうのでしょうか。

特にお金を扱う部署の方に起こりやすい事件ですね。

過去に幾度となく、繰り返された違法行為であります。

その用途は、遊ぶ金欲しさや、生活費の補てんなど様々でありますが、中でも多いのは投資であります。

他人のお金を使って投資に充てるなど、とんでもない事ですが、その心理、私は痛いほどよく分かります。

考えとしては、ちょっと借りただけなのであります。

つまり、横領したお金で投資をして、儲かったら投資に回した元本をそっと気づかれずにお返しする予定なのであります。

投資さえうまく行けば、だれも傷つくことが無いのです。

だったら自分のお金でやれば良いという意見もありますが、自分の種銭だけでは足りないので、会社のお金に手を付けるのです。

投資は元本の大きさが物を言いますので、会社から何千、何億のお金を一時拝借して、投資で儲けて、お返しします。

会社も特に損害はなく、自分は大きな元本で大きな売却益を得ることが出来る最高の方法であります。

但し、そう簡単に旨く行くはずありません。

必ず儲かる投資先など、誰も分からないのです。

大体が詐欺まがいの投資案件に投資したり、信用取引で大損害を出し、元本を失います。

当然のことながら、横領したお金の穴埋めは夢と消えます。

そして、それを取り返そうとさらに横領して、投資を行い。。。

それは横領が発覚するまで続けられることになります。

といったところが、投資系横領(勝手な造語)の末路であります。

ギャンブルもこれに類しますね。

もし私が会社のお金を扱う部署に居たとすると、絶対に儲かる投資があれば、実行する勇気はありませんが、やはり同じことを考えるでしょう。

大抵は失敗しますが、ふと思うのは、少ない確率ながらも投資系横領に成功した人も中にはいるのではないでしょうか。

女に貢いだり、遊ぶ金などで横領した場合は大概が発覚しますが、投資系横領の場合は決してあり得ない話ではないですね。

もしかすると、「少ない種銭を株で億まで増やした」などとうそぶいている人の中には横領成功者も居たりして。

そんなことをふと思った今日この頃であります。

 

ではこの辺で、アディオス!