¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
日本円がドルに対して一時1ドル125円を付けました。
日銀が国債を無制限に一定期間買い続ける「連続指値オペ」の実施を通知したことにより、日銀の金利上昇を抑え込む姿勢が鮮明になり、利上げを続ける米国との金利差からドル買い円売りが加速しております。
125円を付けたのは2015年以来、6年7か月ぶりなんだそうです。
少し前まで114円台でしたが、一気に10円安になっております。
巷では1ドル130円とか、1ドル150円、大袈裟なところでは1ドル200円という話も出てきています。
1ドル200円は流石に無いと思いますが、日米金利差がこのまま開きそうなので、暫くは円安傾向であります。
因みにここ10年くらいの為替レートはこんな感じ。
ちょうど2015年に125円を付け、年末まで120円台で推移しており、その後、今回の円安まで100円~115円辺りを行ったり来たりしております。
2015年の125円台ですが、長くは続かなかったようですが、今後を占う上で円安の理由を見てみましょう。
2015年の円安要因
日本政府はリーマンショックによる世界的な景気縮小に対し、2013年以降、アベノミクスとして超低金利と円安政策を推し進めました。
日本が低金利を続ける一方で、いち早くリーマンショックから回復した米国が利上げをはじめたことで、日米金利差の拡大からドルが買われたことによる円安のようです。
つまり、日銀の円安誘導の為ということでありますが、今回の円安と多少似たところはありますね。
しかし、当時「円安仕掛け人」と言われた、日銀黒田総裁による「円の実質実効相場からすると、ここからさらに円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」発言により、円安は終了します。
チャートの通り、2016年から円高に振れております。
この円安も2023年までには終わりを告げるのでしょうか。
また、興味深い説として8年周期説があります。
ちょうど8年周期でドル高、円安がピークを付けるというものです。
ドル円相場の8年周期
1982年10月:278円50銭 (高値ピーク)
1990年4月:160円35銭 (約7年6ヶ月ぶり高値)
1998年8月:147円63銭 (約8年4ヶ月ぶり高値)
2007年6月:122円64銭 (約8年10ヶ月ぶり高値)
2015年6月:125円81銭 (約8年1ヶ月ぶり高値)
2023年??
となると2022年は円安がこのまま続き、2023年にピークを付けるのでしょうか。
こう見るとこの説は、意外と当たっているのかもしれませんね。
おわりに
暫くは米国株投資家にとっては買いに入るのが躊躇われる局面になりますね。
このトレンドはしばらく続きそうなので、円安が一服したタイミングでドル転しておくか、円建ての米国ETF、投信を買うか、長期保有なので円安も気にせず買い増すか。
私としては最近リスクオンムードということもあり、もうちょっと様子見であります。
暫くすると政府や日銀の介入が無いとも限りません。
引き続き為替と相場の両方を監視していきましょう。
ではこの辺で、アディオス!