祝ワールドカップ出場【ついでにカタール】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

豪州を撃破し7大会連続7度目のカタールワールドカップ出場が決まったようです。

元サッカーファンとしてはやっぱりうれしいですね。

7大会連続で出場できるのはアジアといえども簡単なことではありせん。

まあ、試合は見てませんが。。。

恐らく11月のワールドカップ本戦も見ることは無いでしょう。

理由は熱狂し過ぎて感情的に疲れるのと、2時間テレビの前に居るのが苦痛というのがあります。

パブリックビューなどでみんなでワイワイ見るのなら楽しく見るのも良いですが、まだまだコロナ禍が続きますので、どうなるでしょう。

今回のW杯欧州予選ではロシアが排除されました。

政治とスポーツは別といいたいところですが、今回はロシアが非道過ぎなので自業自得でしょう。

そのロシアで4年前にワールドカップが開催されたなんて、今の状況を見るとまるでウソみたいな話ですね。

空気の読まないロシアは2028年か2032年のEURO招致するそうです。

「おいおいまじかよ」と思ってしまいますが、約10年後にロシアが繁栄している図など全く想像できませんね。

しかし、カタールW杯というのも微妙であります。

前回のアジアカップで日本を降して優勝し、育成に力を入れてきたのは分かりますが、自力でワールドカップに出場したことのない国での初開催になります。

中東で初開催ですが、サウジアラビアなどワールドカップ常連国を押しのけての開催ですので、以前からあるお金にまつわる怪しい噂は現実味があります。

しかも、カタールではまったくサッカーに対する盛り上がりが無いとか。。。

コロナ禍も手伝ってワールドカップが商業的に成功するか危ぶまれますね。

今回はなんだか怪しい小国カタールを浅堀してみます。

カタールとは

中東に位置する秋田県ほどの大きさの産油国であります。

サー二―家が首長を代々務める、ある意味絶対君主制の国であります。

人口約280万人の国ですが、カタール国籍を持つ人はそのうち30万人弱しかいないそうで、ほとんどが外国の出稼ぎ労働者で占められています。

インド、パキスタン、イラン国籍が多く原住民であるアラブ系カタール人を数で圧倒しています。

カタール人が階層の頂点に君臨し、労働は外国人に任せているという社会構造のようですね。

地元民30万弱の国がワールドカップに出ますので、流石にジモティだけでは国際試合を勝ち抜く選手を賄えるわけが無く、当然のことながらサッカーカタール代表は帰化人か移民系だらけであります。

現在のフランス代表より、原住民比率は低いです。

カタールの首都はドーハですが、30~50代のサッカーファンであれば、その名を聞いただけで悲劇を思い浮かべる場所であります。

忘れもしない1993年、アメリカワールドカップアジア予選の日本対イラク戦。

日本1点リードで勝てばワールドカップ初出場が決まる試合での、試合終了間際の失点。

夜中に見てましたが、あの時は奈落の底に突き落とされました。。。

日本サッカー鬼門の地で代表はどのような戦いをするのでしょうか。

カタール経済

当然のことながら、国の収益の柱は石油と天然ガスであります。

ここ最近の脱炭素の流れで、多少逆風が吹いてましたが、エネルギー不足とウクライナ戦争の影響で、石油価格は高止まりしております。

国民は潤沢なオイルマネーの恩恵を享受し、所得税はかからず、医療費や電気代、電話代が無料だそうです。

推測ですが、カタール人は外国人を働かせて、自分は全く動かない生活をしているのではと想像します。

肉体労働なんて、絶対しないでしょうね。

しかしながら、脱炭素の流れは止まらない訳で、いずれ石油需要は先細りする方向になるでしょう。

カタール政府もそのことをわかっているので、ドーハを金融都市にしたり、技術関連にも盛んに投資しているようです。

しかし、仮に石油産業が衰退したとして、一度怠情になった国民が今更勤勉になれるかちょっと疑問ではあります。

余談ですが、1980年頃、20年後には石油が枯渇すると散々言われてきました。

2000年頃になくなるという話でしたが、そこから20年以上たっても一向に無くなりませんね。

おわりに

カタールは酷暑の為、夏では無く異例の11月開催となっております。

何もかも異例づくめの大会であります。

スタジアムにはエアコンが完備されており、観客は快適に観戦できるそうですが、果たして有観客で出来るかどうか。

恐らく欧州の国で既にウィズコロナ政策をとっていますので、地理的に近いカタールでも有観客にはなるのかなと思います。

わざわざ8つも新しいスタジアムを作って無観客では悲しすぎますね。

最近はウクライナ戦争の話題に追われて、コロナはひっそりとしていますが、まだまだ終わったわけではありません。

ただ、もうそろそろコロナを特別扱いせずに、インフルエンザくらいの扱いにして欲しいものであります。

 

ではこの辺で、アディオス!