九条教の敗北

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

「銃声が鳴ったら買え」という相場格言通りの展開になっております。

24日のNY相場は朝早めに起きて「さぁ、買おう!」と思っていたらすっかりプラスに転じ、戻るどころか反発でした。

25日の相場は、ロシア停戦交渉参加の報を受け、爆騰がりし結局買いに入れず。。。

まだまだ変動が激しい展開がありそうなので焦って買う必要はないのですが。

さてウクライナ情勢ですが、ロシアの全面侵攻となり、ロシア軍は首都キーウ(ロシア語読みキエフ)市内に侵入したとされます。

ウクライナは総動員を掛けて徹底抗戦の構えであります。

まさか21世紀のこの時代に侵略戦争が起こるとは思ってもいませんでした。

しかも現代的な装備の軍隊を持つ欧州の国同士がぶつかり合っております。

さらにキーウ市内のライブ映像をYoutubeで見ることが出来るという、なんとも凄い時代になりました。

今もライブ映像を横目に記事を書いており、時々銃声や爆発音、飛行機の音が聞こえます。

生で聞く空襲警報のサイレンは本当に恐ろしい音であります。

我々世代の記憶に残る戦争といえば、湾岸戦争や、イラク戦争になりますが、その時はテレビや新聞が情報主体でありました。

今や完全にネットの方が情報が早いですね。

戦争の行く末はまだ分かりませんが、早く平和が戻ることを願ってやみません。

何度もいうように日本も対岸の火事ではありません。

力の無い国が強い国にいとも簡単に蹂躙されることが現実として起こりうるということであります。

今回の事態で、日本国内のとある信者達がおもわぬところで窮地に陥っております。

それは日本国憲法第9条の信者達であります。

日本国民の間でも9条で国を守れないということに今回の戦争によって遅まきながら気づく人もでてきており、護憲派は警戒を強めておるようです。

警戒を強めたところで、この流れは止められないような気がしますね。

「9条改憲阻止」を訴え、9条教の総本山のような日本共産党の志位委員長は以下のようにコメントしております。

「憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮に(ロシアの)プーチン大統領のような

リーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」

サンドイッチマンの富澤さん風にいうと「ちょっとなにいってるかわかんない」ですね。

昔は9条があるおかげで、日本は戦争に巻き込まれずに済んだといっていたような気がしますが。。。

百歩譲って他国への侵略が出来ないようにするのは良いとして、他国に侵略された時はどう対処するのでしょうか。

結局答えにならないようなことを言っておりますな。

九条バリアなどはプーチンのような人間にはクソの役にもたちません。

憲法に明記するだけで、軍事力無しで国防を全て担えるなら非常にコストパフォーマンスは良いですね。

それで国が保てるのであればウクライナもNATOへ加盟を希望せずにウクライナ憲法に戦争の放棄を明記したでしょう。

戦争を回避したいウクライナとどうしてもウクライナに侵攻したいロシアという構図によって、今まで憲法9条が日本に平和をもたらしていたという論理がついに破綻の時を迎えたようです。

現に今まで9条がありながら、1952年に島根県竹島を韓国に侵略され、北朝鮮に領海を領土を侵犯され、日本人拉致を許し、中国には沖縄県尖閣諸島沖を日常的に領海侵犯されております。

付け加えると、北方領土もロシアに侵略されたままであります。

すでに9条が何の意味も無いことは憲法公布後、数年も経たないうちに分かっていたことであります。

次の参院選で共産党は野党共闘で9条改憲阻止などと息巻いているようですが、既に時代遅れの議論ですね。

今後の議論はどう国を具体的に守るかに移っており、本格的な自主憲法制定への議論と核を含めた軍備の増強、米国や英国、豪州、インド、台湾などの軍事同盟強化が必要となります。

こうした日本の安全保障の本格的な議論は、日本国内において実際に自衛官や一般国民の犠牲者が出てからでないと始まらないと思っておりました。

しかし、ウクライナには申し訳ないですが、今回の侵略戦争を他山の石とし、日本人の犠牲者が出る前に国民的な議論を巻き起こさなければなりません。

私ももうすぐ2児の父親になりますので、子供達の未来の為にも日本が戦争に巻き込まれないように強い矛と盾を備えて欲しい物であります。

 

ではこの辺で、до побачення!(ドポバーチェニャ ウクライナ語で「さようなら」)