¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
世界的な物価の上昇が起きております。
アメリカでは人手不足による賃金上昇や、供給不足による需要の逼迫により物価が上昇しつつあります。
FRBも当初の「インフレは一時的なもの」との見方を改め、インフレ退治に乗り出しそうです。
翻ってわが日本ではどうでしょう。
先日衝撃的なニュースが流れましたね。
あのうまい棒が10円から12円へ値上げするというものです。
じつに1979年以来初めての値上げなのだそうです。
長年の企業努力により維持してきた価格を上げざる負えないほど、原料、物流などの価格が上昇しているということなのでしょう。
カップヌードルも値上げ、ポテトチップスなども値上げするようで2022年は値上げラッシュとなりそうです。
もしくは2022年が値上げの始まりなのかもしれません。
1998年から続いた日本のデフレはついに終止符を打つのでしょうか。
デフレマインドとは
約四半世紀に渡って我が国はデフレ下にありました。
私も社会人のほとんどをデフレで過ごしておりますので、商品価格が値上げされる状況というのはほぼほぼ初体験かもしれません。
デフレ下では給料も低く抑えられておりました。
その代わり、マックが80円バーガーを出したり、牛丼各社も熾烈な価格競争をしていたり、100円均一が隆盛したりと安く物が買える時代でありました。
因みに吉野屋の牛丼は2013年に280円でしたが、現在は426円になっています。
デフレのデメリットは、企業や消費者は物価が上昇しない、または低下することを前提として投資や消費を抑制するため、物価の低迷が悪循環する「デフレスパイラル」に陥ることであります。
安倍政権下のアベノミクスもデフレからの脱却を目指すものでした。
なかなかデフレから抜け出せないうちに、いつの間にか日本は物価の安い国といわれるようになり、海外から観光客が来るようになりましたね。
その昔は強い円を背景に物価の安い海外へ買い物に行く日本人が多かったのですが、コロナ前までは完全に逆転しておりました。
東南アジアの観光客が日本にたくさんやってくるなど、ひと昔前までは考えられませんでした。
先進国で唯一長いデフレだった日本ですが、アメリカのような高インフレではない、緩やかなインフレとなるのでしょうか。
給料据え置きで、物価だけ上がっていくのだけは勘弁してほしいですが、景気が上向いたうえでのインフレであれば歓迎であります。
インフレ時代、貯金は損する?
デフレ時代は物価が下落するのに反して、お金の価値が相対的に上がっていく為、人々はせっせと貯金するようになります。
消費者は買い物をせずに貯金をし、企業は投資に回さず現金を内部留保します。
しかしながら、インフレになるとその反対に物価が上昇するのに反比例して、お金の価値が相対的に下がります。
今まで100円で買えていたものが、120円になりますので、余分にお金を払わないといけなくなります。
長らく続いた貯金が絶対正義という考えを改めなければならない時期に来ております。
では貯金をせずにどうすれば良いのでしょうか。
インフレに対応するには、お金ではなくモノで保有することであります。
それにより現金資産価値の目減りから守ることが出来ます。
モノとはゴールドでも良いですし、不動産、株式、債券なども含まれます。
現金を全てモノに変える必要はないですが、適度に分散して資産防衛したいですね。
おわりに
給料が安いかわりに物価も安いの方がいいか、給料が高くて、物価も高い方がいいか。
私は断然給料が高くて、物価も高い方がよいですね。
なぜなら我が家はあまりお金を使わないので、物価の上昇の影響をそこまで受けないからであります。
影響を受けるのは食費光熱費くらいですが、食費は工夫次第でどうにでもなるものです。
極端にインフレに振れる高インフレは勘弁ですが、適度に物価が上昇し、賃金も上がり日本経済が活力を取り戻すことを期待したいですね。
ではこの辺で、アディオス!