¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
FOMC後のマーケットですが、地合いが好転したと思ったら、またリスクオフムードが漂ってきました。
原因のひとつはオミクロン株の感染拡大と思われます。
特に欧州や米国で感染が拡大しており、急速にデルタ株より置き換わりつつあります。
当初は感染力は強いが弱毒化しているのではないかと思われていましたが、英国では12月13日にオミクロン株で初の死者が発生したのを皮切りに7名の死亡者が出ております。
感染者数も1日1万人を数えるなど再び勢いが増しております。
オランダでは先手を打ち早々とロックダウンを決定し、フランス、デンマークなどでも規制が始まっています。
ニューヨークでは1日の感染者数が2万人を超え過去最多を更新しております。
日本でもオミクロン株の感染者が出始めており、多少の感染の波が来るのを覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。
最近の研究では「オミクロン株による重症化リスクがデルタ株より低いとの兆候は見つかっていない」とされており、また、再感染のリスクが高いことも指摘されています。
ワクチンの効果については中和抗体低下・発症予防効果低下の報告もあり、総じて効果が下がっているのではとの見方があります。
ただし「3回目の追加接種を受けることなどで中和抗体の働きを高めたり、重症化を防ぐことができたりする可能性が高い」ともされ、重症化を防ぐ可能性が高いともいわれております。
しかし、現段階ではまだまだオミクロン株の正体が下記のうちどちらかはわかっていません。
デルタ株より感染力が強く、病原性も高い変異ウイルスなのか
感染力は強いものの、重症化の割合は低い変異ウイルスなのか
我々に出来る事は引き続き、マスクと手洗い、ソーシャルディスタンスの継続となります。
一方マーケットは一時期のオミクロンショックを払拭して、今はインフレや利上げがメインテーマになっているようで、オミクロンは経済活動に大きな影響がないとの見方が優勢の様ですね。
しかしながら、オミクロンは感染力が強い上に重症化し、数ヶ月に渡って世界経済を停滞させる可能性もまったくないとは言い切れません。
もちろん考えたくはないシナリオですが、欧米で爆発的に増えていますので、弱毒化していれば感染者が激増しても経済活動は止めることは無いと思いますが、重症化するとなると世界経済にどのような影響を及ぼすか。
先行き不透明感から大幅下落するのか、はたまた金融緩和が継続するとの観測から買われるのか。
年末に入り一度主役の座を降りたはずのオミクロン株が再びマーケットの表に出てきそうな雰囲気ですね。
まだまだオミクロン関連のニュースには注意が必要であります。
ではこの辺で、アディオス!