¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
世の中、米中対立、台湾海峡危機、ロシア・ウクライナの対立、ベラルーシとEUの移民を巡る対立などきな臭い話は未だ尽きません。
日本は76年も続く天下泰平の中で眠っていますが、これからはそうもいかないようです。
いや、既に日本に対する戦争は始まっております。
なにもドンパチだけが戦争ではありません。
最近ではハイブリット戦争と呼ばれるあらゆる手段を使って敵国を無力化する方法が取られております。
そう考えるととっくの昔に日本は敵国の攻撃にさらされているのであります。
今回はお金の話からかけ離れた話題ではありますが、これからの時代知っていても損はないハイブリット戦争という概念を浅く広くご紹介します。
ハイブリット戦争の定義
あらゆるものを兵器化する概念であります。
有名なところではサイバー攻撃がありますが、中国では「超限戦」と呼ばれる25種類の戦闘方法を提案しております。
そのうち調べたところでは24種類しか分かりませんでしたが、中国では以下を想定しているようです。
軍事
核戦争、通常戦争、生物化学戦、生態戦、宇宙戦、電子戦、ゲリラ戦、テロ戦
超軍事
外交戦、サイバー戦、情報戦、心理戦、技術戦、密輸戦、麻薬戦、バーチャル(威嚇)戦
非軍事
金融戦、貿易戦、資源戦、経済援助戦、法律戦、制裁戦、メディア戦、イデオロギー戦
あと一つがなんなのか結局分からなかったので、気になりますね。
約20年前に中国人民解放軍で提唱された概念であります。
現在はさらにブラッシュアップされていることでしょう。
こうしたハイブリット戦争はロシアや中国などの強権国家が得意なイメージがありますね。
金融戦とは株価や為替を意図的に操作したりすることなのでしょうか、株式投資をしている身としては内容を知りたいところであります。
ハイブリット戦争の例
クリミア併合
2014年のロシアによるウクライナ領クリミア自治共和国の併合はハイブリット戦と呼ばれ、無血でロシアがクリミアを併合しています。
お見事というほかないほどの鮮やかな手法でありました。
突如階級や国籍のわからない部隊が現れ、ウクライナの通信ケーブルの切断やインターネットの接続に必要はIXP占拠しました。
ウクライナ政府のサイトをサイバー攻撃したり、フェイクニュースを流したり、SNSを使用した世論操作も実施されております。
結局ウクライナ政府はなすすべもなく、各国政府も「ロシアによるクリミア編入を認めない」とするにとどまりました。
ベラルーシによるポーランドへの移民攻撃
今現在行われているベラルーシ(ロシア)とポーランド(EU)の間で戦われているハイブリット戦の一つであります。
ベラルーシがクルド難民を呼び込み意図的にポーランドとの国境を超えさせる作戦であります。
これはベラルーシがEUから制裁を課せられたことに対する報復とみられております。
悪用された移民もかわいそうではありますが、あるクルド人自治区の幹部は「移民たちは全財産をはたいて、ベラルーシへ渡ったのだから、強制送還するにしてもEUが補償すべき」といったとされております。
現在そのニュース記事はどれも何故か削除されて見れないのですが、呼んでもいないのに勝手に来といて補償しろというのは、もはやヤ〇ザの論理ですね。。。
日本への攻撃
こうして考えると既に日本はハイブリット戦争に巻き込まれていると考えざるおえません。
日本が平和というのは幻であります。
絶えず中国、ロシア、北朝鮮、韓国、そして友好国アメリカからも攻撃を受け続けております。
北朝鮮からは拉致などのテロ戦、ミサイル発射などのバーチャル戦、北朝鮮産覚醒剤の流入などの麻薬戦。
韓国からは国際社会で日本を悪者にしようとする外交戦、慰安婦や徴用工などの歴史に関する情報戦、韓流ごり押しによるメディア戦。
中国とロシアからは軍事以外のあらゆる攻撃を受けていると考えても良いでしょう。
アメリカでさえ金融戦、貿易戦、経済援助戦、情報戦、心理戦くらいは日本にたいして仕掛けているでしょう。
現在の日本は表面的に平和に見えても準戦時体制であるといったら言い過ぎでしょうか。
おわりに
ハイブリット戦争では目に見える戦闘が無いこともあるため、朝起きたら戦争に負けているということも起こりかねないですね。
これに対しては個人で出来る事は無いのですが、知らないよりは知っていた方が良いということであります。
テレビやYoutube、SNSといった身近なツールがハイブリット戦争の道具になりやすいので、そういった知識見識がないと知らず知らずのうちに利敵行為を行ってしまうこともあります。
武蔵野市長が外国人住民票投票案を提出するようですが、もしかするとどこかの国のハイブリット戦の一環かもしれませんね。
ではこの辺で、アディオス!