¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
刻一刻と中国恒大集団の社債の利息支払い期限が近づいており、デフォルトへの不安が増しております。
中国人の友人に聞いてみた処「我々のような一般の国民には関係ない話だから、倒産しても何とも思わない」と申しておりました。
また「逆に不動産価格が今まで高すぎて、一般の国民には手が出せなかったので、適正な価格になるのでは」とも申しておりました。
中国人民としては、恒大集団の危機は溜飲を下げることにはなるけども、全く同情はないようです。
他国のことながらデフォルトにより、株価に大きな影響がないか、個人的には期待と不安が入り混じっております。
中国株に投資をしておりませんので、直接的な影響はありませんが、間接的には新興国ETF【VWO】を保有しておりますので、影響は免れないでしょう。
現在、私の保有するVWOは含み損の状態です。
買い増しをするかどうか悩み中なのでありますが、今回はこのVWOを取り上げてみました。
自分で調べながら、買い増しの判断をしたいと思います。
VWOとは?
バンガード社の提供するETFで正式名称、バンガードFTSEエマージング・マーケッツETFであります。
新興国23ヵ国、800以上の銘柄で構成されております。
配当利回り:3.81%
直近配当額:0.4727
経費率:0.10%
配当金は最近伸び悩んでいますが、まあまあ高い方ですね。
経費率は他のETFより若干高めですが、許容範囲といったところでしょうか。
長期保有も問題は無いですね。
2000年代がBRICsに代表される新興国株の時代、2010年が再び米国株の時代、2020年代は再度新興国株の時代といわれることも多く、新興国に投資を考えている人にとっては登竜門的なETFであります。
VWO構成銘柄
構成銘柄は中国・台湾を中心に有名企業銘柄を保有しております。
代表的な上位銘柄
TMSC(台湾)
テンセント(中国)
アリババ(中国)
美団(中国)
リライアンス・インダストリーズ(インド)
インフォシス(インド)
ヴァ―レ(ブラジル)
HDFC(インド)
中国建設銀行(中国)
話題の恒大集団の株は保有していないようですね。
しかしながら、中国勢はハイテク企業を中心に当局の締め付けが厳しくなりつつありますので、今後の株価が低迷しそうではあります。
VWOの組み入れ銘柄から中国企業が減る可能性もありますね。
VWO構成国
BRICsを中心に台湾、メキシコ、サウジアラビアなどが対象となっております。
構成国比率
中国:44%
台湾:16%
インド:9%
ブラジル:6%
南アフリカ:4%
ロシア:3%
半分近くを中国銘柄が占め、圧倒的に多いですね。
恒大集団のデフォルトを発端として、中国で金融危機が起こった場合、VWOは大幅に下落するでしょう。
個人的な感想ですが、中国の比率は今後徐々に下がり、逆にインドを筆頭に他の国の存在感が増していくのではないでしょうか。
おわりに
私のポートフォリオは半数以上を米国で占められておりますので、リスクヘッジとしてもう少々新興国を増やしたいと思っております。
国別ETFもあるのですが、経費率の高さに難点がありますので、一国だけでなく程よく分散されたVWOはうってつけであります。
欲をいえば中国比率をもう少し下げて欲しいですね。
理由としてはチャイナリスクというカントリーリスクの増大が懸念されるためです。
この先の買いの戦略としては恒大集団のデフォルトを待ち、VWOが下落しきったところで買いに入りたいと思います。
そう簡単に底で買えるとは思っていませんが、普段から監視しておけば、底に近い価格で買えるでしょう。
ここ数日は中国情勢から目が離せませんね。
ではこの辺で、アディオス!