¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
今週金曜は米雇用統計の発表になります。
為替や株価に影響を与えるだけでなく、FRB連邦準備制度理事会の決定にも大きな影響を与えるため、重要な経済指標とされています。
コロナ経済対策の一環として実施されている手厚い失業手当を受けた労働者が、コロナの感染リスクの中で再び安い賃金で働くよりは失業保険をもらい続けた方が収入が良いため、人手不足の中、労働市場へ戻らないという問題が起こっておりました。
しかし、9月の期限切れを前に各州では失業手当措置を打ち切っており、労働者が市場に戻ることが期待されております。
雇用環境が好転すると、テーパリング開始時期が早まることもある為、金曜の雇用統計は要チェックであります。
但し、詳しく雇用統計について知っているわけでは無いのでいつもの如く調べることにします。
雇用統計とは?
米労働省労働統計局より、就業者や失業者の人数を調査した統計であり、失業者を労働力人口(失業者と就業者の合計)で割ったものであります。
毎月第一金曜日に発表され、今月は本日9月3日になります。
主な内容は失業率、非農業部門雇用者数、週労働時間、平均時給、建設業就業者数、製造業就業者数、金融機関就業者数など計10数項目の指標であります。
特に失業率や非農業部門雇用者数が注目されています。
非農業部門雇用者数とは
農業従事者を除いた産業で働く労働者のこと
前月比の増減が注目され、FOMCでの経済指標の判断材料として重要視されている
因みに7月の雇用統計は予想75万人増に対し、94.3万人の増でした。
事前の予想と発表結果に大きな差があると、マーケットのボラティリティが大きくなることがあります。
為替相場への影響
雇用統計の発表に特に大きな影響を受けるのが為替相場であります。
世界最大の消費国であるアメリカの消費者の増減が、米経済の好不況を左右するためFRBが雇用統計を重要視しております。
景気が良くなれば金利を引き上げ、悪くなれば引き下げるというのが、教科書的な中央銀行の政策であります。
アメリカが金利を引き上げれば、金利の高い米ドルに買いが集まり、逆に金利を引き下げるとドル売りが加速します。
このように雇用統計により金利の上げ下げが決まることもありますので、特にFX投資家界隈では重要視され、毎月お祭りの如く大注目なのだそうです。
おわりに
今月の雇用統計は米経済の回復を反映した数字が予想されます。
前哨戦ともいえる昨日発表された新規失業保険申請件数は減少しております。
発表の結果、予想通り力強い雇用統計が出てくれば、早期のテーパリングの見方が強まりそうですね。
今まであまり注目していませんでしたが、月に一度市場関係者や投資家がソワソワする日、雇用統計発表を本日は楽しみたいと思います。
本日の日本時間21:30に発表であります。
ではこの辺で、アディオス!