¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。
今月8/26~8/27は米国でジャクソンホール会合が開かれますね。
世界経済の問題について議論が交わされるため、例年、市場関係者だけでなく、個人投資家も注目している年に1回のビックイベントであります。
特に今年のジャクソンホール会議ではパウエルFRB議長の演説が予定されており、テーパリングへの言及があるか注目されております。
と、偉そうに言っておりますが、ほんの一昨年までジャクソンホール会議の存在すら知りませんでした。。。(汗)
というわけで、今回はジャクソンホール会議であります。
なにやら世界中から偉い人達が集まって、世界経済のあれこれを議論するというのは分かりますが、もうちょっと掘り下げてみようと思います。
ジャクソンホール会議とは
毎年8月下旬に、米国のカンザスシティー連邦準備銀行の主催で、西部ワイオミング州ジャクソンホールにて開かれる会議であります。
因みにジャクソンホールという自治体があるわけでは無く、ジャクソンホールという名の谷を指します。
ジャクソンホールは避暑地として有名なようですね。
正式名は「ジャクソンホール経済シンポジウム」といいます。
FRB議長など日米欧など各国中央銀行の要人や経済学者など毎年およそ 120 名が出席し、経済問題について議論が行われます。
日本からも日銀の黒田総裁が出席するものと思われます。
ジャクソンホール会議は1978年から毎年行われており、毎年違ったテーマが決められる。
今年2021年のテーマは「不均衡な経済におけるマクロ経済政策」であります。
なぜ、市場の注目を集めるのか?
同会議は近年、金融業界のダボス会議ともいわれておりますが、注目を集めるようになったのはここ最近の事であります。
2010年に当時のFRB議長であるバーナンキが同会議で講演し追加緩和の方策を示唆してから注目度が高まったといわれています。
2014 年には当時の ECB 総裁のドラギ氏が講演で追加緩和策を行う用意があることを示唆し、翌月の ECB 理事会で追加緩和策が打ち出されたことがありました。
2016 年にも当時の FRB 議長のイエレン氏(現財務長官)が利上げに言及し、4 か月後の 12 月に 1 年ぶりとなる利上げが実施されました。
当然こうした発言に金融市場は影響され、株価や為替レートが大きく変動したようであります。
米国の金融政策を決定づけるのはFOMCですが、7月に開催されて以降は9月下旬まで開催されないので、その間に行われるジャクソンホール会議が最新情報のアップデートの場として、注目されているともいわれています。
※FOMCの詳細はこちらを参照してください
世界の株価に影響するFOMCとは?おわりに
今年のジャクソンホール会議は特にFRBの出口戦略であるテーパリングへの言及と来年2月に任期が満了するパウエル議長の去就について注目されています。
パウエル議長は「ジャクソンホール会議について私が言えることは何もない。講演は行うつもりだが、中身については現時点で言いたくない」といっており、内容についての憶測が飛び交っているようです。
いずれにせよ、講演の内容次第では株価や為替が大きく動くことになりますので、目が離せませんね。
ではこの辺で、アディオス!