相場の経験則?【アノマリー】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

コロナショックから続いた株ブームがここ最近の横ばい相場のせいなのか、下火になっているような気がします。

夏には夏枯れ相場といって、海外では夏季休暇、日本ではお盆休みや夏休みと時期が重なることから、市場参加者が減少するといわれてます。

最近はネット証券を使う人が多いため、当てはまらないとはいわれていますが、今の状況を見ると枯れた相場には見えますね。

市場に係る人たちの間では昔から、特に季節ごとの相場格言のようなものがあり、アノマリーといわれものがあります。

アノマリーを参考にする投資家も多く、アノマリーが相場に及ぼす影響もあながち馬鹿にはできません。

というわけで、今回は株式相場のアノマリーの紹介です。

アノマリーとは

一般的にはある法則・理論だけでは説明のつかいない事象を指します。

とくに株式相場の世界では、現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組では説明のつかないことをアノマリーや相場格言といいます。

理論的にはなんら根拠があるわけではないですが、相場には経験に基づいたよく当たる事象があります。

相場は人間の感情によって動いていますので、すべてが合理的に動かないという事ですね。

ロボアドバイザーなどのAiによる取引も増えていますので、もしかするとアノマリーも昔話になる日がそう遠くない将来くるかもしれませんね。

季節別アノマリー

第一四半期(1月~3月)

「1月効果」

年末にポジション調整をした投資家達が1月に新たに買いに入る為、株価が上がりやすくなる。

「戎天井、天神底」

大阪の格言で、1月の十日戎で高値を付けた後、天神祭で底値をつける。

「節分天井、彼岸底」

年末から続く上昇相場が2月に天井を付け、3月上旬まで下がりやすくなること。

2021年は2/16に30,467円の高値を付けた後、ダラダラと下がり、3/8に一旦28,743円を付けています。

第二四半期(4月~6月)

「4月高、こいのぼり天井」

4月は新年度の始まりの為、買いが入りやすく、5月の大型連休まで続いたあとに反落するというもの。

2021年はどうかというと、確かに4/5に30,089円を付けた後、5月連休明けの5/13に27,448円と一旦底を付けています。

「5月に売れ」

一番有名なウォール街の格言であります。

そのまま英語で「セル・イン・メイ」ともいわれています。

6月~9月までは調整が入ることが多いため、高値の5月中に売り抜けろというものす。

第三四半期(7月~9月)

「夏枯れ相場」

前述のとおり、バカンスやお盆休みなどの夏休みに入る為、市場参加者が減り取引額が減ることを指します。

第四四半期(10月~12月)

「感謝祭で買って、新年に売れ」

米国の11月の感謝祭の時期に仕込んで置き、1月の株高時に売りなさいというものです。

その他のアノマリー

米大統領選挙

世界最大の経済大国アメリカのトップを決める選挙ですので、世界経済に与える影響は大きいですね。

選挙の前年は与野党が経済政策を打ち出す為、株価が上がりやすいといわれています。

オリンピック効果

今まさに東京五輪開催中でありますが、開催国の株価は騰がるというアノマリーがあります。

直接、間接を含めた大きな経済効果が見込めることによるものだと思いますが、今回の東京五輪はかなり特殊な状況下ですので、株価の反応はどうでしょうか。

まとめ

アノマリーに科学的な根拠はなんらありませんので、鵜呑みには出来ませんが、人はアノマリーを聞いてしまうと、その通りにしてしまうことがありますので、相場を見るとその通りになっていることもある様です。

私の浅い相場経験からすると、去年の2020年相場ではなまじっかアノマリーを知ってしまった為にその通りに売買して、失敗してしまいました。

もっとも2020年はかなり荒れた相場でしたので、アノマリーのような経験則は通じない相場ではありましたが。

アノマリーはあくまでも参考にするくらいで実際の相場の流れをよく見て売買することが必要であります。

ただ、アノマリーは長年の投資家達の経験値でありますので、もちろん知らないよりは断然知っていた方がよいですね。

 

ではこの辺で、アディオス!