現金が希少化する!?【キャッシュレス時代】

¡Hola!(オラ!) 凡庸なる投資家ラテン系BOTAです。

Googleが日本のスマホ決済に本格参入するというニュースが飛び込んできました。

PayPayを始めとするスマホ決済大手にとって重大な脅威となりそうです。

私は主に楽天ペイと補助的にPayPayを使っていますが、もちろんメリットがあればGoogleもぜひ使いたいですね。

スマホ決済は今まで中国のアリペイ、ウィーチャットペイやケニアのMぺサなど主に新興国や発展途上国のような自国の通貨に信用の無い国で普及していました。

しかし、コロナ禍により、ここにきて日本でも急速に普及しつつあります。

私も既に現金をほとんど持ち歩いておらず、スマホかクレジットカードで支払いは済ませます。

現金を使うのはたまに利用する会社の自販機くらいなものです。

因みに現在の財布の所持金は1024円です。一応何かあった時用に現金は多少持っていますがほとんど使うことはありません。

私の子供が物心つくころには現金を見たことがないなんてことになるかもしれません。

「お釣りってなに?」と聞かれる時代がもうそこまでやってきています。

日本のキャッシュレス化

日本のキャッシュレス化は遅れているといわれています。

これは治安がよく、偽札もほとんどなく、日本円の信用度も高いためといわれています。

また、銀行ATM、コンビニ等至るところで現金を引き出せる便利さが、逆にキャッシュレス化を妨げる要因といわれています。

日本人の現金好きな性格も影響しているかもしれません。

2021年現在でも増えて来たとはいえ、日本のキャッシュレス決済比率は29%で、中国の60%と比べると相当低いですね。

中国ではデジタル人民元の実証実験を行っており、国際間の決済にも使用できるようにし、世界の基軸通貨であるドルを牽制する狙いもある様です。

日本でももちろん、デジタル円を実証実験しているようです。

なぜ各国中銀がデジタル通貨の発行に踏み切るのかというと、現在は大企業がデジタル通貨を発行しようとしたり、そもそも仮想通貨は発行者さえ存在しません。

通貨覇権を国家が奪われかねない状況に歯止めをかけるため、各国中銀は実証実験を繰り返しております。

現在のスマホ決済やクレジットカードではあの店で使えて、このお店で使えないといった感じで、決済サービスにより制限されてしまいます。

デジタル通貨は「いつでも、どこでも、誰でも」使えることを目指してますので、現在の決済サービスより便利になるはずです。

実際に流通するまでにはいろいろな課題があるようですが、この流れは止まることはないですね。

日銀によるデジタル円の動きには今後も注目です。

このデジタル通貨で海外旅行先で両替せずに使えるようになったらさらに便利で良いですね。

キャッシュレスのメリット・デメリット

私は一年前くらいからキャッシュレスに移行しましたが、そこで感じたメリット・デメリットを羅列してみました。

メリット

支払いがラク

大金を持ち歩かなくて良い

財布が小さくてすむ

いつ何に使ったか、記録されている

不特定多数の人が触れたお金を触らなくて済み衛生的

デメリット

キャッシュオンリーのお店で困る

割り勘だとやはり現金か?

特に街中の自販機はやはり現金のみ

 

コロナ禍により活動量が格段に減りましたので、今まで実際に感じたメリット・デメリットはこんなところでしょうか。

想像できるデメリットとしては、お祭りの屋台は現金払いしか使えないことくらいでしょうか。

あとは災害時の停電の際は現金をもっているほうが圧倒的に強いですね。

それでもやはりメリットの方が大きいのではないでしょうか。

カードやスマホ決済だといくら使ったか分からなくなる、または使い過ぎてしまうと考える人がまだまだ多いようです。

結局、カードやスマホ決済の方が、いつ何に使ったか記録されるので便利なんですけどね。

いつの間にか財布からお金が無くなり、何に使ったか分からないという事が、キャッシュレスにはありません。

使い過ぎてしまう心配のある方は、クレジットカードとの紐づけではなく、現金をチャージして使うことで使い過ぎを防ぐ方法もあります。

また大金を持ち歩ないので防犯対策になります。

銀行強盗や現金輸送車の襲撃が無くなりますね。

詐欺被害にあってもお金の流れを追えるので、犯人逮捕が容易になりそうですね。

その代わりサイバー上での盗難に対するセキュリティが課題にはなりそうではありますが。

余談ですが、昔のカツアゲは小銭を持っているか確認するためにジャンプさせるというのがありましたが、未来のカツアゲはどうなるのでしょうか。

まとめ

このキャッシュレス化の波は急速に拡大していますので、いまさら現金に回帰することはないと断言できます。

政府は2025年までにキャッシュレス決済比率40%、将来的には80%を目指すといわれています。

今はキャッシュレスサービスが乱立してどれを使っていいか分からない方も多いと思いますが、そのうち抜き出たサービスが出てきて1つか2つのサービスに収斂されるかもしれません。

それが楽天ペイなのかPayPayかGoogleなのかはわかりませんが。

キャッシュレス化のデメリットを一つ思い出しました。

駅前にいつもいるホームレス氏は自販機の釣り銭口に手を突っ込んで小銭が無いか確かめながらいつも歩いています。

もしこのままキャッシュレスが浸透すると彼はこの先どうやって小銭を稼ぐのでしょうか。

そう思ったら物乞いなどもどうするんでしょうね。

まさか決済端末を持って物乞いするわけにもいかないですしね(笑)

 

ではこの辺で、アディオス!